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特許を出願:

iPhoneは将来、遭難時にSOS発信できるようになるかも

2020年02月01日 08時00分更新

 アップルは将来のiPhoneに、遭難時に利用できるSOS用の緊急ビーコン発信機能を搭載するかもしれない。米国特許商標庁が1月9日に公開したアップル出願特許からわかった。

 特許の名前は「強化された緊急ビーコン送信手順」。電波が届かない場所で遭難した際に、ほかの携帯電話などのデバイスに緊急ビーコンを送って居場所を知らせたり、基地局に通知したりできるという。

 緊急ビーコンを受け取れるデバイスには携帯電話だけでなく、PlayStation Portable、スマートグラス、Androidスマホなども挙げられており、iPhoneだけに限らない採用を目指しているとみられる。

 また、この特許では緊急ビーコン発信時にバッテリーをもたせるため、iPhoneが緊急省電力モードになることも示されている。

 ひとつだけ注意して欲しいのは、雪崩に巻き込まれた人を探す雪崩ビーコンとは機能が異なる点だ。仮にこの機能が将来のiPhoneに搭載されても、雪山登山時には雪崩ビーコンを持っていくようにして欲しい。

筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
ブログ:デジタルマガジン

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