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JR東日本、QR改札を新宿駅と高輪ゲートウェイ駅に設置

2020年01月30日 18時00分更新

 JR東日本は1月29日、新型改札機の実証実験を新宿駅と3月に開業する高輪ゲートウェイ駅で実施すると発表した。

 ICカードのタッチ部分やモニターなどを斜めに配置したことで、背の低い子どもや車椅子の人でも利用できるという。

 期間は新宿駅が2月1日~5月10日まで、高輪ゲートウェイ駅は開業日の3月14日~5月10日まで。5月11日~6月30日までは、ICカードとQRコードの両方を使い、一般と社員モニターを対象に行なう。

 タッチしやすい改札機は、実証試験の期間中も通常のIC専用改札機として利用できるが、実証試験終了後に順次撤去するとのこと。

 現行の改札機では、紙製の磁気券やSuicaなどのICカードを広く採用するが、中でも紙製の磁気券は取り忘れや紙詰まりが多いと言う(JR東日本の関係者)。QRコードを使うことで、用紙や改札機に関するコストの削減などにも繋がる。

 しかし、QRコードの読み取り速度は、SuicaなどのICカードと比べて遅いとも言われており、QRコードの活用にはまだ課題が残されているようだ。こうしたことを踏まえ、JR東日本は新型改札機を使い、人が問題なく改札を通過できるか検証する。

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筆者紹介:金子 麟太郎

 14歳の頃から、パソコンやタブレットで作曲する。CD制作にも取り組むうちに、機械にも興味を持ち、2016年(20歳)からITに関連する企業を取材し、記事を執筆する活動を始める。

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