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持ちやすさ重視? エンタメ向け? Xperia AceとXperia 8の違いを比較レビュー

2020年01月21日 10時00分更新

 ソニーモバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン「Xperia Ace」と「Xperia 8」をお借りする機会を得たので、使い勝手やカメラ性能などを中心に比較していきます。

Xperia AceとXperia 8の販路は
Xperia Aceに軍配が上がる

 Xperia Aceは、ドコモと楽天、IIJmio、goo Simseller、mineo、nuromobileが取り扱うスマホで、コンパクトボディーの「Xperia XZ2 compact」の実質的な後継機です。MVNOでの取り扱いが多く、購入時の選択肢が多いのが特徴です。Xperia 8は、コンパクトというよりは細長いディスプレーによって握りやすいスマホ。auに加えてUQ mobileとY!mobileというキャリアのサブブランドが取り扱っています。

※初掲出時、事実と異なる表現がありました。訂正してお詫びいたします。

 どちらもミドルレンジスマホですが、販路によって価格が異なります。Xperia Aceの販売価格はドコモ版が4万9896円、楽天版が4万9320円、IIJmioが4万4800円、goo Simsellerが4万1000円、mineoが4万4880円、nuromobileが3万4800円とかなりバラつきがあります(ウェブと店頭での価格は異なる)。Xperia 8のau版は4万9680円、UQ mobile版が3万5640円、Y!mobile版が3万9600円です。いずれも5万円を下回る価格で、お手頃と言えます。

Xperia Ace(左)と、Xperia 8(右)の正面

Xperia AceとXperia 8の使い勝手は
片手操作しやすいXperia Aceがイイ

 小ぶりな見た目が印象的なXperia Aceは、厚さ9.3mmといまどきのスマホにしてはやや分厚いですが、画面の上下左右どこにでも親指が届くので操作しやすいのが特徴です。また、丸みを帯びた形状をしており、手のひらに角が触れても痛くありません。また近年、スマホのサイズは大型化の傾向にあり、小型サイズのスマホは珍しい存在となりつつあります。

Xperia Aceはコンパクトで持ちやすい。サイズは約67×140×9.3mmで、重量は約154g

 ディスプレーサイズは約5型で、フルHD+(1080×2160ドット)解像度での表示に対応し、画面比率は18:9を採用します。本体が小型なので、ハイエンドスマホよりも画面サイズは小さく、動画視聴やゲームプレーにはオススメできません。とはいえ、画像や映像をとても綺麗に表示してくれるので、普段使いするスマホであれば十分と言えます。

Xperia 8は縦に長くて握りやすい。サイズは約69×158×8.1mmで、重さは約170g

 対するXperia 8は、2019年夏に発売された「Xperia 1」の特徴を継承しながら、基本性能を抑えたことで低価格を実現しています。最大の特徴はもちろん21:9の縦長ディスプレーです。この比率によって本体幅69mmを実現し、画面上方には指が届かないものの、片手でしっかり握れます。また、映画鑑賞やゲームに最適な比率でもあり、没入感があります。

Xperia 8は21:9の細長いディスプレーを搭載する

 ディスプレーサイズは約6型で、フルHD+(1080×2520ドット)解像度に対応します。ただし、上下のベゼル幅に差があるためなのか、横向きで持った時に指がディスプレーに触れてしまい、意図しない動作をする時もあります。

サイドセンス

 また、両機種とも画面外側の縁をダブルタップすることで、よく使うアプリや機能に素早くアクセスできる「サイドセンス」という機能を搭載しています。同機能を初めて搭載したのは「Xperia XZ3」で、実は筆者もXperia XZ3ユーザーでした。

サイドセンスバー

 Xperia XZ3を使っていたころの不満といえばサイドセンス。何度、縁をダブルタップしても反応しない時がありました。しかし、Xperia AceやXperia 8では、画面の端にサイドセンスバーが表示されるようになり、使い勝手が向上しています。

 さらに、設定からサイドセンスバーの長さや表示される位置などを変更できるので、これまでの不満が一気に解消しました。

設定からサイドセンスバーの長さや表示される位置などを変更できる

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