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「キルラキル」などの「トリガー」や「聖剣伝説2」などの作曲家も参加

懐かしいけど新鮮、日本アニメとゲームのオマージュが詰まったRPG「Indivisible」

2019年11月08日 16時00分更新

Lab Zero Gamesが開発し、505 Gamesが販売する横スクロールアクションRPG「Indivisible」をレビュー

 Lab Zero Gamesが開発し、505 Gamesが販売する「Indivisible」は、2Dアニメーションで描かれたビジュアルと王道的なファンタジー、リアルタイム戦闘システムが魅力の横スクロールアクションRPG。日本人クリエイターも制作に携わっており、日本のアニメ、ゲームとの親和性が高い内容に仕上がっているのが特長だ。今回は、Indivisibleの魅力を解説しよう。

あの懐かしさをもう一度
何度もトライしたくなる横スクロールアクション

横スクロールアクションを採用

 Indivisibleは横スクロールアクションを採用している。移動したり、ジャンプして足場に乗ったりしながら、ステージを探索していく。また、横スクロールアクションらしく、罠が設置されていることがあるので注意深く行動する必要がある。万が一、探索中にHPが0になってもその場で復活できるのがありがたい。

足場に乗って罠を突破する場合も。罠に触れるとダメージを受け、HPが0になるとその場で復活できる

 徘徊している敵に触れると戦闘開始だが、プレーヤーが先制攻撃をすると敵のHPが減少した状態で戦闘開始となる。逆に、徘徊している敵から攻撃を食らうと、パーティー全員のHPが減少した状態で始まってしまう場合も。

一部ボス戦では横スクロールアクションを活用した戦闘要素も用意。ボス戦の途中で発生するのだが、HPが0になったら最初からやり直しとなる

 また、一部ボス戦では横スクロールアクションを活かした戦闘要素も用意されている。ザコ敵を倒したり、特殊攻撃を回避するのが主だが、HPがゼロになると最初からやり直しとなってしまう。アクションゲームが苦手な人は手厳しく感じるかもしれないが、何度もトライ&エラーを繰り返せば自然と慣れてくるだろう。

 慣れてくると、難しさが何度もトライしたくなる面白さに変わる。戦闘はRPG要素が大きいものの、足場から足場へ移動したり、罠を突破する際は、一筋縄ではいかない横スクロールアクションゲームをプレーしているような緊張感を覚えた。この感覚もまた懐かしい。昔横スクロールアクションに悪戦苦闘しながら楽しんでいた、あの懐かしさをもう一度思い出させてくれた。

コンボが決まると気持ちいい、リアルタイム戦闘システム

左上がコンボゲージで、右上は必殺技ゲージ(Iddhi Meter)。リアルタイム戦闘システムを採用している

必殺技ゲージが充填されると、各キャラの必殺技を発動させることができる

 本作はターン性ではなく、リアルタイム戦闘システムを採用。一定時間が経つと、敵・味方ともにアクティブができるようになるという仕組みだ。コマンドを入力すると攻撃できるほか、十字キー上か下を組み合わせることでキャラ固有のスキルも発動できる。なお、攻撃コマンドを一度使用すると時間が経つまで攻撃ができなくなる。なお、時間をスローにすれば戦略を考える猶予を作ることができるので、初心者でも一安心だ。

攻撃を連鎖させるとコンボが発動する。コンボを重ねると必殺技ゲージがどんどん溜まる

必殺技ゲージ満タン時、主人公アジュナが生存していればパーティー全員を回復、蘇生するスキルを発動できる

 攻撃を連鎖させるとコンボが発動する。コンボを重ねれば重ねるほど、必殺技ゲージが溜まりやすくなる。もちろん通常攻撃や一部スキルでも溜まる。必殺技ゲージ(Iddhi Meter)が充填されると、必殺技コマンドを入力すればキャラ固有の必殺技を発動できるようになる。加えて、主人公アジュナが生存している場合、2つのコマンドを同時押しすることで倒れた仲間を蘇生・回復させられる。なお、本作には回復アイテムは存在しないため、主人公か一部キャラクターの回復スキルが頼りとなる。

防御コマンドを入力すれば敵からの攻撃をガードできる

 また、防御コマンドを入力すれば敵からの攻撃をガードできるが、その分必殺技ゲージが減少してしまう。タイミングよくガードしないとHPが大幅に削れてしまうので注意が必要だ。

 本作のリアルタイム戦闘システムはスピードと爽快感を重視しており、格闘ゲームをプレーしているような感覚で楽しめた。特にコンボが綺麗に決まるだけで、充実した達成感が味わえるのもグッド。慣れてしまえば白熱する戦闘が楽しめるようになるはずだ。

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