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4基のファンによる強力冷却と“魅せる”ケーブルレイアウト補助機構が秀逸

2万円切りの高機能PCケース、NZXT「H510 Elite」の貫禄

2019年10月23日 11時00分更新

 各所にLEDテープやLED搭載ケースファンを装備し、美しいイルミネーションを楽しめるPCケースが増えている。今回紹介するNZXTの「H510 Elite」も、そのひとつだ。強化ガラス製の側板や前面パネルを採用し、イルミネーションや内部に組み込んだパーツのデザインを眺められる。また、LEDパーツの色や点灯パターンを自由に設定できる統合コントローラー「Smart Device v2」を搭載する。

NZXTのPCケース「H510 Elite」。実売価格は1万7600円前後

前面から淡く広がるLEDの光、大型パーツも余裕で組み込める仕様

 H510 Eliteは同社のミドルタワーケース「H510」シリーズのハイエンドモデルにあたる。主なスペックは下記の表で整理しているが、「H510」がベースモデル、「H510i」はSmart Device v2とLEDテープなどを搭載したスタンダードモデル、H510 EliteはSmart Device v2とLEDパーツをふんだんに搭載したイルミネーション特化モデルと考えるとわかりやすい。

H510シリーズの主なスペック
製品名 H510 Elite H510i H510
カラー ブラック、ホワイト マットブラック、マットブラックレッド、マットホワイト
サイズ(W×D×H) 210×428×460mm
重量 7.5kg 6.8kg 6.6kg
対応フォームファクター Mini-ITX、Micro-ATX、ATX
フロントポート USB 3.1 Gen1×1、USB 3.1 Gen2(Type-C)×1、Audio/Mic×1
ドライブベイレイアウト 3.5インチシャドー×3(2.5インチシャドー×1と兼用)、2.5インチシャドー×2
ケース付属ファン アドレサブルLED搭載14cm角×2(前面)、12cm角×1(背面)、14cm角×1(天板) 12cm角×1(背面)、12cm角×1(天板)
Smart Device v2の有無
拡張スロット 7
対応ボード長 38.1cm
対応CPUクーラー高 16.5cm
電源ユニット長 非公開
実売価格 1万7600円前後 1万2700円前後 1万円前後

 最近のトレンドを反映し、5インチベイを搭載せずフラットな前面パネルを採用。上部3/4程度のエリアはスモークのかかった強化ガラスで、前面に組み込んだ2基の14cm角ファンのフレームにはアドレサブルLEDを搭載する。

 シンプルで主張は少ないが、筐体の仕上げや手触りは良好で高級感を感じさせる。前面や側面のスモークガラスから、淡いLEDの光が漏れる様がアクセントになり、上品な美しさを演出しているのが印象的だった。

前面ファンのフレームにはアドレサブルLEDが組み込まれている

 左側板は前面と同じく上部3/4のエリアが強化ガラスになっており、これを取り外すとPCケース内部にアクセスできる。組み込めるビデオカードのサイズは長さ38.1cmまで、CPUクーラーは高さ16.5cmまでと、大型のパーツも余裕で組み込める。また、このエリアにはシャドーベイなどを搭載しないため、パーツと構造物の干渉も発生しにくい。

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