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ダイアログのインサイダーリングをオンにしてみる

OneDrive for Businessインサイダー版を試すには?

本連載は、マイクロソフトのSaaS型デスクトップ&Webアプリケーション「Office 365」について、仕事の生産性を高める便利機能や新機能、チームコラボレーションを促進する使い方などのTipsを紹介する。

Office 365を使いこなして仕事を早く終わらせたい皆様にお届けする本連載。今回はOneDrive for Businessのプレビュー版に注目する。

OneDrive for Businessをプレビュー版を使う価値とは

 OneDrive for Businessをお使いの読者諸氏は下図に示したダイアログをご覧になったことがあるだろうか。OneDriveはWindowsやOffice 365とは異なる独立した製品として存在し、固有の更新プロセスを備えている。Windows 10であればWindows Insider Program、Office 365はOffice Insiderとインサイダープログラムがあるように、OneDrive for Businessもインサイダーリングを用意してきた。

設定ダイアログの「バージョン情報」タブに並ぶ「リリース前にOneDrive Insiderプレビューの更新プログラムを取得する」にチェックを入れると、OneDrive for Businessインサイダー版のクライアントに切り替わる

 「リリースノート」をご覧になると分かるとおり、OneDrive for Businessはインサイダーリング、プロダクションリング、エンタープライズリングの3種類を用意。各バージョンの変更点を確認しても、「信頼性を向上させるバグ修正」の一文のみで変更点は不明確ながらも、OneDrive for Businessのクライアントが機能刷新よりも、信頼性とパフォーマンスの向上を主眼としていることが分かる。Windows 10 Insider PreviewやOffice 365 Insiderを使っている筆者の主観だが、不安定な場面に遭遇する機会は皆無に近く、安定性を優先するビジネスパーソンでもプレビュー版を使う価値があるだろう。

OneDrive for Businessが対応する3つのリング

OneDrive for Businessクライアントの更新頻度。2019年9月は4回の更新が行なわれた

 なお、OneDrive for Businessインサイダーリングからプロダクションリングに戻る場合は、設定ダイアログの「バージョン情報」タブに並ぶ「リリース前にOneDrive Insiderプレビューの更新プログラムを取得する」のチェックを外せばよい。何らかの理由でチェックボックスがグレーアウトしている場合は、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\OneDriveキーのDWORD値「EnableFasterRingUpdate」のデータを「0」に変更する。

DWORD値「EnableFasterRingUpdate」がファーストリングの参加・不参加を制御している

 ちなみに個人用OneDriveとOneDrive for Businessは同じクライアントを使用しているため、一方をインサイダーリングに切り替えた場合、両クライアントがインサイダーリングに参加することを覚えておいてほしい。

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