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サッカー元日本代表の鈴木啓太氏のスタートアップ、サプリメントを発表

2019年10月04日 18時50分更新

 サッカー元日本代表の鈴木啓太氏が社長を務める「AuB(オーブ)」は10月2日、酪酸菌をメインに29種類の菌を配合する「アスリート菌ミックス」を開発したと発表。

 同社は、500人・1000検体以上のアスリートの便(腸内環境)を4年間かけて解析し、日頃から運動と食事に気を遣うアスリートの健康的な腸に棲む菌の種類や割合の傾向を突き止めたという。人の腸内の健康度合いは「酪酸菌の多さ」がカギを握ることに加え、「菌の多様性(種類の豊富さ)」が重要な役割を果たすことを確認したとのこと。今回開発したアスリート菌ミックスは、この知見を生かしたもの。

 同社は、アスリート菌ミックスをベースに、酪酸菌などのエサになるオリゴ糖と食物繊維成分を配合したサプリメント「AuB BASE(オーブ ベース)」を発売する。検証によると、AuB BASEは一般人の腸内細菌の多様性を平均7.5%増やし、酪酸菌を平均3.7%増加させたという。

 販売は、自社ECサイトを立ち上げ、12月初旬から開始する。価格は2728円を予定。内容量は1袋90粒入り。摂取目安は1日3粒。これに先立ち、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で先行予約販売を受け付けている。同サイトでは支援者への「リターン」として、5種の限定プラン(5500円~7万1500円)を展開。

 同社は2015年10月の創業以来、オリンピックの金メダリストなど500人(1000検体)以上のアスリートの腸内細菌や腸内細菌叢(腸内フローラ)の研究を続けてきたという。蓄積した膨大な研究データをもとに、事業化への動きを加速するとしている。

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