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川崎フロンターレがJ1で最も経営がうまいチームに

2019年10月01日 16時30分更新

 デロイト トーマツのスポーツビジネスグループは9月30日、Jリーグに所属する全クラブを対象に、ビジネスマネジメントの側面から分析した「Jリーグマネジメントカップ 2018」の結果を発表した。J1は川崎フロンターレ、J2は松本山雅FC、J3はギラヴァンツ北九州がそれぞれ首位となった。

 2014年から開催しており、スポーツビジネスの一層の発展に向けて事業や経営といった観点での関心と理解を広げることを目的に、毎年発行している。ランキングはデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーが独自のKPI(重要業績評価指標)に基づき、マーケティング・経営効率・経営戦略・財務状況の項目にランク付けをし、ポイントを付与している。

 川崎フロンターレは、平均80%を超える高い集客率により今回が初優勝。ホームゲームで開催されるエンターテインメント性に富んだ独自のイベントや、ファン・サポーターを飽きさせない工夫により、客単価の上昇が見られたとのこと。

 松本山雅FCは4年ぶりの優勝。市民クラブであるがゆえ、地域密着型クラブとして愛されていることを証明するように、高い集客力と平均入場者数を誇るという。他クラブと比べてグッズ関連利益額が高く、観戦必須アイテムはもちろん、コラボグッズや多種多様な雑貨・アパレルアイテムなど、さまざまなグッズ展開が関連利益額を押し上げていると考えられるとのこと。

 ギラヴァンツ北九州は初優勝となり、J3降格やシーズン最下位など不本意なシーズンだったが、試合の勝敗による集客や売上高の減少といった影響を、ビジネスマネジメント施策によって最小限にとどめ、安定した財務基盤を維持できたという。

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