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特別公開期間にしか見られない「金堂」

世界遺産をVRで再現 ウォークスルーで見学

2019年09月06日 15時30分更新

 大日本印刷(DNP)は8月30日、世界遺産にも登録されている仁和寺の高精細のVRコンテンツを制作したと公表した。特別公開期間にしか見られない「金堂」を3Dで再現することで、期間外にもウォークスルーで見学が可能になるとのこと。

 仁和寺は888年に創建され、1994年には古都京都の文化財としてユネスコの「世界遺産」にも登録。金堂は特別公開期間にしか拝観できない状態である。

 今回、仁和寺金堂のVRコンテンツ制作にあたって、高解像度の画像から3Dデータを作り出すフォトグラメトリーとレーザー計測とを組み合わせて、DNPは活用。仁和寺金堂を8Kでコンテンツ化し、質感の再現を目指した。

 DNPは制作したVRコンテンツについて「特別公開の時にしか見られない金堂内部を歩いているような『ウォークスルー形式』で鑑賞できます」としており、音声や文字で特徴的な意匠を解説するほか、読経の音を流すことで金堂内を拝観しているような体験を提供する考えも示した。

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