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横浜市内で1日70円で傘を借りられる「アイカサ」実証実験が実施

2019年09月05日 16時40分更新

 Nature Innovation Groupは9月2日、横浜市の関内・馬車道・日本大通エリアにおいて、雨の日の移動体験の向上と、地域の活性化を目指す「傘シェアリング実証実験」を実施すると発表。非営利任意団体のアイカサ横浜との初のフランチャイズ加盟契約と、同エリアの企業・団体などとの連携によるもの。期間は2019年9月9日~2020年9月30日。

 アイカサは、傘立て(アイカサスポット)を設置するだけで、1日70円(税込み)で傘を借りられるサービス。月額420円(税込み)で何度も利用できる。実証実験では、店舗やオフィスビル、ホテル、マンションなどに傘立てを設置。使い捨てビニール傘の削減による環境負荷の軽減を目指すという。

 アイカサの協力のもと、傘の貸出や返却場所、時刻を示すビッグデータを取得。横浜市内の大学・企業に連携を呼びかけ、関内エリアにおける歩行者の移動実績を分析することで、「雨でも楽しく歩きやすいまちづくり」の実現に向けた課題を抽出する。雨の日でも傘の心配をせず、楽しく自由に移動できる街づくりも目指すとのこと。

 今回、新たに「I ☆(LOVE) YOKOHAMA」のロゴをあしらった横浜専用デザインの傘1000本を用意した。1年間の実証実験期間中に、関内周辺に100ヵ所のアイカサスポット設置を目指している。

 また、馬車道発横浜のアイドル「ポニカロード」とコラボし、雨をテーマにした新曲「アイアイ傘」をイメージ曲に、メンバーの港ゆきをイメージキャラクターに起用する。各種プロモーションを展開するという。

 今後は、本実証実験の期間中に得られた知見を活用し、みなとみらい、関外、桜木町、元町・中華街、横浜駅周辺エリアを含む横浜市内・神奈川県内でもアイカサを展開するとしている。

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