週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「お水がいらないシリーズ」の新商品

キンレイお水がいらない「家系ラーメン」麺の再現性スゴイ

2019年08月23日 11時00分更新

おいしい家系ラーメン、キンレイの冷凍麺から登場!

 ごきげんよう、アスキーのモグモグ担当ナベコです。

 冷凍鍋焼うどんやラーメンなどを製造販売するキンレイは、「お水がいらない」シリーズの新商品「お水がいらない 横浜家系ラーメン」「同 塩元帥 塩ラーメン」「同 五目あんかけラーメン」を8月26日から発売します。参考価格は324円。

冷凍「お水がいらない」シリーズから3商品。

 それぞれ横浜家系ラーメン、専門店の塩ラーメン、横浜中華街風の五目あんかけラーメンを冷凍麺で再現したとのこと。

 「お水がいらない」シリーズは2010年に販売開始され累計販売数8000万食を突破。売れ行き好調とのことで、新製品にも期待です。中でも、私が注目しているのは「横浜家系ラーメン」。家系ってむしょうに食べたくなる時があるので、冷凍庫でストックしておけたら便利ではないですか。

 発売に先だって開催された試食会で、いち早く実食できました!

ラーメンデータバンク監修の冷凍「横浜家系ラーメン」

ラーメンデータバンク監修商品。

 「お水がいらない 横浜家系ラーメン」は、ラーメン評論家である大崎裕史さんが取締役会長を務めるラーメンデータバンクが監修。家系ラーメン王道の味わいを再現したとのこと。

「日本一ラーメンを食べた」と自称するラーメン評論家大崎裕史さん。数々のカップラーメンの監修や、TRY(東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー)の審査委員を務めています。ラーメンデータバンク取締役会長。

 そもそも“家系ラーメン”とはどういうものでしょうか? 大崎さんによると、家系は神奈川県横浜市にあるラーメン店「吉村家」が元祖。のれんわけが進んで、「壱六家」など“家”がつく店舗が多いことから「家系」と呼ぶようになったそうな。特徴は、豚骨醤油のスープにやや太めのストレート麺。それと、鶏油(チーユ)。具材は、海苔、チャーシュー、ホウレンソウが定番。豚骨でありながら鶏油を使うのがおもしろい点だとか。

三層構造の冷凍麺で味を再現。※写真は「お水がいらない 塩元帥 塩ラーメン」

麺のコシがいい感じ!

 さて、「お水がいらない 横浜家系ラーメン」は、やや白みがかった褐色のスープでした。

いざ実食。

 「家系ラーメンの中でも醤油が濃い吉村家系と、白っぽい豚骨スープの壱六家系にわかれるところ、本商品は幅広い人に受け入れてもらえるよう、真ん中的なポジショニングで監修した」と、大崎さん。

海苔は小袋に入っています。

海苔を添えて!

 鶏油と豚骨の香りが食欲をそそります。いただきまーす!

 鶏油の特徴的な風味と醤油がきいた濃厚なスープ。豚骨らしいこってりさと、醤油の馴染み深い味わいの両方があって、ガツンときます。家系らしい。

醤油がきいた濃厚豚骨スープ。

 海苔の磯の風味も家系ならでは。海苔は小袋に入っていて食べる直前にのせるので、パリパリした食感が楽しめました。チャーシューはお店のものと比べると、ボリューム感こそ控えめですが、脂がちゃんとのっていて冷凍とは思えないほどジューシー。

麺の食感が素晴らしい!

 なにより麺が素晴らしい。家系らしいむっちりした食感の中太の麺。滑らかでかつ、弾力があってスープによく絡むこと! 冷凍で再現できる麺の質感としては、満点、と言いたくなるほど。

鶏油の風味が家系らしいです。豚骨のガラスープとはまた別に鶏油を加えるという専門店の調理工程を、工場で再現するのに苦労したそう。

 私としては、お店のものに比べると脂のパンチがもう少し欲しい、というのはありましたが、300円ちょっとで買える冷凍麺としては十分。ごはんが欲しくなりました。家系といったらごはんと一緒に食べたいですよね!

関西で有名な「塩元帥」監修の塩ラーメン

塩ラーメン専門店「塩元帥」の塩ラーメン。

 同時発売の「お水がいらない 塩元帥 塩ラーメン」「同 五目あんかけラーメン」もそれぞれ違った個性でおいしかったです。

 「塩元帥 塩ラーメン」は、関西地区を中心に出店する塩ラーメン専門店「塩元帥」が監修。塩元帥の塩ラーメンは、塩味でありながら褐色を帯びているスープが特徴です。

塩スープですが、ほんのり褐色がかっています。

 塩元帥を未体験の記者が実食。鶏ガラ・昆布・かつお節・野菜などを炊き出して、旨みを調和させたというスープが、非常に奥深い味わいでびっくり。塩ラーメンというと「あっさり・シンプル」というイメージがありましたが、よい意味で覆されました。ちょっと大げさに例えるなら、オーケストラの合奏のよう。一つ一つの要素が絡み合って、味にふくらみがあります。

焦がし玉ねぎや、刻みゆず果皮トッピングされています。

奥深い味わいでした。

 焦がし玉ねぎや、刻みゆず果皮が入っている点もユニーク。焦がした玉ねぎの香ばしさがアクセントになっていて、また、ゆずの風味が全体に爽やかさを加えていました。

麺は、家系よりは細い麺。こちらも弾力がありました。

横浜中華街風のあんかけラーメン

横浜中華街発展会協同組合監修の五目あんかけラーメン。

 「五目あんかけラーメン」は、「横浜中華街発展会協同組合」監修商品です。とろみのあるあんかけスープは香味野菜と鶏ガラを炊き出し、旨みや香りをつけたそう。

とろみのあんかけスープが特徴。

アツアツです。

 豚肉、キクラゲなど9種の具材がポイントで、鉄鍋で炒めて仕上げています。ヤングコーンはお店で調理したかのように焦げ目がついていました。炒めたからこそ引き出される香ばしさや甘みが感じられて本格的。食感も豊かで「ちゃんと野菜を食べている」という満足感がありましたよ。

ヤングコーンには鉄鍋で炒めた焦げ目が。

細麺なのですすりやすく、女性も食べやすそう。

 とろみがあるスープは細麺によく絡み、優しい食後感。例えば、ちょっと体調が悪いときにも食べたくなる一品だなと感じました。

冷凍麺は進化している!

 大崎裕史さんは、冷凍麺について「店舗の味にかなり近づいてきている」とコメント。家に買い込んでおけるし、味のムラがない。具材が入っているので野菜を食べられるという価値もあって、300円ちょっとくらいの値段で買えちゃって大丈夫かなと思うくらいのでき具合だと評していました。

左から、キンレイ営業本部 商品企画部 マネージャー 福田暢雄氏、ラーメンデータバンク 取締役会長 大崎裕史氏。

 キンレイの「お水がいらない」シリーズの新商品も本格路線でした。自宅でもちょっとしたラーメンを食べたいという人は試してみてはいかがでしょう。すぐに食べなかったとしても、冷凍で賞味期限は約1年間。実は、よくあるカップ麺以上にもつのも助かるポイントです。

書いた人:記者ナベコ

酒好きライター、編集者。カンパイからすべてが始まるはず。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に出演するなど酒活動しつつ食トレンドを追っています。♪アスキーグルメやっています.情報募集中→【Twitter】【Facebook】

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事