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justInCase、P2P保険のサンドボックス認定を取得

2019年08月06日 18時40分更新

 justInCaseは8月6日、「わりかん保険(仮称、商標登録中)」のサンドボックス認定を取得したと発表。同製品は、通称P2P(ピーツーピー)保険と呼ばれるもの。欧米や中国では前例が多くあるが、日本では正式には前例がなかったという。同社が初めてのサンドボックス認定を取得したとのこと。

 わりかん保険は、保険契約者同士がリスクをシェアし、もしものことが起きた際に助け合う仕組みを実現するとしたもの。保険の原点とも言える日本古来の頼母子講(たのもしこう)や無尽(むじん)を最新のテクノロジーで実現したとうたう。

 わりかん保険は、がん診断時に一時金を提供したり、IT技術を利用した助け合いを実現することで、既存のがん保険より低価格を実現したり、保険料をあと払いできたりなどの特徴を持つ。

 保険料は毎月、契約者全体の保険金の合計金額を算出。その時点での契約者数で割った金額に、一定の管理費を上乗せした金額が、あと払い保険料になる。たとえば、2019年11月の保険金の合計金額が100万円で、契約者数が1万人の場合には「100万円÷1万人×1.3=130円」が、同年12月の保険料として事後請求される(管理費が30%の場合)。

 サンドボックス制度は、生産性向上特別措置法に基づく実証実験制度。新しい技術・ビジネスモデルを促進するために内閣官房主導で運営されており、2018年度から始まった。これまで8件の認定案件があり、保険分野では同社が初認定だという。

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