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Xperia 1の21:9マルチウィンドウが生きるアプリの組み合わせを紹介

2019年07月29日 10時00分更新

 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回は「Xperia 1」のマルチウィンドウの使いこなしです。

 Xperia 1には世界初を謳う4K HDR対応有機ELディスプレーが搭載されています。このディスプレーは画質ばかりが注目されがちですが、スマホの使い勝手的には超縦長の21:9という比率が大きく貢献してくれます。前後の見通しがよいことはもちろんなのですが、ふたつのアプリを同時に表示する「マルチウィンドウ」機能が、一般的な比率のAndroidスマホより快適なんですね。と言うわけで今回は、マルチウィンドウを使うにあたっての注意点と、どのようなアプリを組み合わせると便利なのかについてご紹介します!

ディスプレーが21:9と縦長なので、一般的な比率のスマホよりもアプリをふたつ縦に並べたときの表示領域が広いです

 まずご注意いただきたいのが、すべてのアプリでマルチウィンドウ表示できるわけではないこと。たとえば全画面表示を前提にしたゲームの多くはマルチウィンドウに対応していません。またゲーム以外でも、たとえばカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」はマルチウィンドウに対応していません。

 ホーム画面から「21:9マルチウィンドウ」→「もっと見る」と選ぶと表示されるランチャーには、本来マルチウィンドウ非対応のアプリは表示されないはずですが、一部表示されてしまっています。つまり一度起動してみないと、マルチウィンドウで動作するかわからないわけですね

上の画面で言えば「Free Fire」や「Minecraft」は全画面表示前提のアプリです

 また、基本的に動画アプリや音楽アプリは同時に再生できません。動画アプリでは、音が片方からしか出なかったとしても、映像を同時再生できれば便利そうですが、どちらかが必ず止まってしまいます。残念!

動画と字幕だけでも内容を把握できるので、効率的にコンテンツを消化できるように、動画の同時再生にぜひ対応してほしいですね

 さて、肝心のマルチウィンドウのアプリの組み合わせですが、筆者にとってもっとも利用頻度が高いのが「マップ」と「YouTube Music」です。この状態で車載ホルダーに装着しておけば、アプリを切り替えることなくナビとプレイヤーを操作可能です(もちろん停車中ですよ!)。

それぞれのウィンドウの大きさは中央の仕切りで変更できますが、「マップ」と「YouTube Music」はどちらも操作するので、ちょうど半分で表示させています

 自堕落モードで暇つぶしする際にもってこいなのが「YouTube」と「Twitter」の組み合わせ。同じ人の動画とツイートを同時に見てもいいですし、「YouTube」を「聴き」ながら、特定キーワードで情報収集してもよし。ふたつのアプリを行き来して、自分のペースでコンテンツとツイートに向き合えるのは本当に快適です。

「YouTube」のウィンドウを小さくして、「Twitter」の前後の見通しをよくしています

 最後のオススメの組み合わせは「Chrome」と「Edge」。マルチウィンドウでは同じアプリをふたつ立ち上げられませんが、「Chrome」に加えて「Edge」をインストールすれば、ふたつのブラウザーで異なるサイトを表示可能です。ふたつの通販サイトの品揃えや価格を比較したり、ライバル製品のスペックを細かくチェックするときに重宝しますよ。

IT系情報サイトは、サイトごとに同じ製品でも異なる切り口で紹介しています。それを見比べるとより深く製品を理解できますよ

 21:9の超縦長ディスプレーは、ひとつのアプリだけで使うのはもったいなさすぎます。マルチウィンドウ機能で広大な表示領域を有効活用しましょう!


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