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アクセンチュアのトップエンジニアによるAWS認定対策書籍が刊行

2019年07月25日 07時00分更新

 KADOKAWAから2019年7月20日、アクセンチュア所属のAWSコンサルタントを著者として『この1冊で合格! AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト テキスト&問題集』が刊行された。

『この1冊で合格! AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト テキスト&問題集』

 本書は、AWS(Amazon Web Services)が実施する認定試験「AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト」に効率的に合格することを目的としたもの。アクセンチュア内部で実施されていたAWS習得に有効な社内トレーニングを書籍内容に落とし込んでいる。

 AWSは受験者数を公表していないが、AWS認定は、2018年に日経xTECHが実施した「人気沸騰のIT資格、取得したい資格ランキング」でナンバーワンに選出されており、なかでも「ソリューションアーキテクト - アソシエイト」は受験者数が最も多いとみられる人気資格である。

 主要執筆メンバーの青柳 雅之氏はAWSが選ぶトップエンジニア100に選出されているだけでなく、Microsoft AzureやGCP(Google Cloud Platform)にも精通しており、いわば"クラウドマスター"ともいえる人物である。他にも飯田 敏樹氏、柿沼 力氏、門畑 顕博氏など、アクセンチュア社内でもクラウドを技術面でリードするメンバーが執筆している。

 社内トレーニングに参加したAWSの未経験者3名が本書を使って学習・受験したところ、見事全員が合格できたという。感想を聞いたところ、「アソシエイトレベルとはいえ、考えさせる問題が多く、この書籍と練習問題がなければ合格していなかった」という反応だったという。

書籍の特徴

①合格者多数輩出のAWSトレーニングを誌面化

 本書では、修了者のほとんどが「ソリューションアーキテクト - アソシエイト」に合格している社内トレーニングの再現を目指したという。トレーニングはAWSコンサルタントの育成を目的に口頭試問形式で行われ、資格取得だけでなく実際のプロジェクトで使える実力が身につくよう設計されている。

 内容はAWS Blackbeltシリーズや「よくある質問」をベースとして業務で使われ、勘違いしやすい内容や理解するのが難しい内容を中心に構成されている。例えば、ハードウェア占有インスタンスとDedicated Hostsの違い、ELBの各ロードバランサーや各種Storage Gatewayの違いなどをわかりやすく口頭で説明できるかが問われるという。

 本試験では、実務を想定した事例形式で多くの問題が出題されるため、対策として有効性の高いトレーニングになっているといえる。

②オールインワンで1冊だけで合格できる
 AWSの膨大なサービス群について、試験に出るところに絞り、豊富な図解を用いて解説している。また、練習問題で知識の定着を図るのはもちろん、本番形式の模擬試験や用語集までを収録。さまざまな角度から知識を身に付けることで、「ソリューションアーキテクト - アソシエイト」に1冊だけで合格できる内容を確保している。

③十分な数とレベルの問題を収録
本書には各章末で合計50問強、模擬試験として65問が付属。いずれも問題のレベルは単なる用語確認ではなく、本試験のレベルを想定している。AWSが公開している多数のサンプル問題を徹底的に分析し、社内トレーニングで蓄積されたポイントを加えることで、合格に十分な数とレベルの問題を収録している。

 2019年7月16日現在、AWS認定は全部で11種類があり、ウェブ上では全資格を取得する強者もみられる。試験に受かるだけでプロフェッショナルなクラウドエンジニアになれるわけではないが、現在の実力を試すためにも「ソリューションアーキテクト - アソシエイト」試験を受験してみるのはいかがだろうか。


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