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ゼノデータ・ラボがダウ・ジョーンズと業務提携関係を強化

ニュースから企業の未来を予測する「xenoBrain」正式版リリース

2019年06月21日 18時50分更新

ダウ・ジョーンズ クリストファー・エリス氏(左)、ゼノデータ・ラボ 関 洋二郎(右)

 xenodata lab.(ゼノデータ・ラボ)は6月20日、グローバルメディアであるDow Jones Japan K.K.(ダウ・ジョーンズ)と業務提携関係を強化し、「xenoBrain」(ゼノ・ブレイン)正式版を提供開始すると発表した。

 xenoBrainは、経済ニュースや決算情報をAIで解析し、企業の業績への影響を予測するSaaSサービスだ。両社は昨年業務提携契約を締結しており、三菱UFJ銀行など一部ユーザーに先行して同サービスを提供し、正式版の開発を進めてきた。

 今回の連携強化により、世界各国数千メディアのニュースコンテンツを包括的に提供する分析用データプラットフォーム「ダウ・ジョーンズDNA」を活用したサービス展開が可能となり、将来予測の解析対象ニュースの大幅な拡充を実現した。

業務提携概要図

 国内業界紙・専門紙・海外紙など幅広いニュースから解析された将来予測の提供が可能となるほか、分析ニュースの拡充によって解析結果である事象間の因果関係の数が数百万件と飛躍的に増え、予測精度が大きく向上するという。

 また、先行利用ユーザーの要望を取り入れて開発した「業種別トレンドランキング」を新たな機能として追加。さらに今夏には、経済事象分析をより便利にする「事象分析」機能をリリース予定としている。

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