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VRによる労災の疑似体感や作業研修を実施

日立、エンジニア向けVR教育システムを開発

2019年06月17日 16時20分更新

 日立製作所と日立ビルシステムは6月12日、昇降機の保全に関わるエンジニア向けにVR教育システムを開発、運用を開始した。本システムにより、VRによる労災の疑似体感(安全体感教育)や作業研修・教育などを実施する。

 同社では2018年1月より中国内でVR教育システムの運用を開始しているが、今回は国内向けにシステムを開発して4月より亀有総合センターにて運用を開始したという。

 VR教育システムでは、昇降路内への転落といった労働災害の疑似体感(安全体感教育)、エレベーターの保全作業の基本動作である「かご上への乗降方法」、最重要作業のひとつである「ブレーキ分解整備作業」の学習などができる。

 今後は教育メニュー・コンテンツの拡充、ならびに多言語化によるグローバル展開を順次計画しており、昇降機事業全体でのデジタル技術の活用を推進するとのこと。さらに「保全現場での作業支援や、顧客への提案活動などへのVR/AR活用も検討する」としている。

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