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成田空港のシャワールーム利用状況がWi-Fi経由でわかるサービス

2019年06月14日 14時20分更新

 成田空港ビジネスとOrigin Wireless Japanは6月14日、Wi-Fiセンシング技術である「TRM(wirelessAI)」方式を活用した、シャワールームの利用状況を確認するサービスを、成田空港第1ターミナルの「NARITA PREMIER LOUNGE」において導入した。

 TRM方式は、電波の変化状況を解析して人の動静をリアルタイムで認知するOrigin Wirelessの特許技術を応用したシステム。GPSの届かない屋内などにおいて、事前学習やキャリブレーションなく誤差50cmで屋内位置測位が可能となるという。

 使用方法は専用のルーターを設置するだけ。

 シャワールームの利用状況をリアルタイムで把握し、利用者の待ち時間を減らすなど効率的な運用が可能。数値化した利用者の動静をモニターすることで、急病や事故の場合にも迅速な対応ができるという。モニターは、受付カウンターやスタッフ控室などの離れた場所からでも可能とのこと。

タブレット端末画面のイメージ。シャワールームの利用状況に応じてアラート表示が可能

 電波のみで動きを検知するため、利用者のプラバシーを確保する。空間内を反射して回り込む電波の特性を活用しており、壁や物陰が死角になることがほとんどないという。

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