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世界市場では中国の躍進が目立つが、規制緩和で日本にも金融イノベーションが

世界のフィンテック投資額は前年比2倍以上、日本は前年比5倍以上に、アクセンチュア調査

2019年06月11日 17時35分更新

 アクセンチュアは6月11日、世界のフィンテック投資額は前年比2倍以上、日本においては前年比5倍以上となるという調査結果を発表した。

 同社調査によると、グローバルにおける2018年のフィンテックベンチャー企業への投資額は前年比2倍以上の553億ドルに達したという。主に成熟したスタートアップ企業への投資が拡大するなかで中国における投資が急増し、複数の市場でも堅調な成長が見られたことが大きいとしている。

 米国における投資額も急増して前年比49%増の170億ドル、英国でも投資額は前年比50%以上増となっている。とくに日本や中国、オーストラリア、ブラジルでは過去最高額の記録しているなど市場が急成長しており、日本における投資額は過去最高となる前年比5倍以上の5億4200万ドル、投資案件数は3倍に成長しているという。

 とくに日本に関しては、横断法制の検討と規制緩和が進んだことで潜在的な社会課題解決ニーズに根差した金融イノベーションを起こす素地が整いつつあり、今後は自国経済規模を超える投資を呼び込むことが求められているとしている。

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