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世界20都市で開催のコンテスト覇者が集結 NTTデータ豊洲の港から「Open Innovation Contest 9.0」グランドフィナーレ開催

ドローンをネット操作できるインドベンチャーのIoD

2019年05月28日 06時00分更新

 2019年3月14日、豊洲にて、NTTデータ主催による「Open Innovation Contest 9.0」のグランドフィナーレが開催された。2018年12月から世界各国で開催されたOpen Innovation Contestを勝ち抜いた企業が日本に集結。最優秀のグランプリを決定するイベントだ。今回は、その熱気ムンムンの様子を紹介する。

世界20都市から集まったベンチャーによるピッチコンテストが開催された

トリプルウィンの結果にこだわる本気のオープンイノベーションコンテスト

 2017年度は14ヵ国15都市で開催されたOpen Innovation Contest。2018年度はなんと18ヵ国20都市で開催され、450ものベンチャー企業の応募があった。2018年12月12日の東京会場を皮切りに2019年2月28日まで、週に2~3都市を回るハードスケジュールをこなし、全イベントを成功させた。そしてこの日、各地のコンテストで勝ち抜いた20のベンチャーが豊洲に集結したのだ。

 Open Innovation Contestの特徴は、NTTデータとその顧客、そしてベンチャー企業の3者が、Win-Win-Winになることを目指している。そのため、このコンテストに賞金はない。勝ち抜いた企業には3ヵ月間、協業の検討が行なわれる。必要であればファンディングも実施し、世界50ヵ国260拠点を持つNTTデータのネットワークを活用したチャネルとして利用できるのがプライズといえるだろう。今回からは、SDGs賞が作られ、SHIP(SDGs Holistic Innovation Platform)でのピッチ権もプライズとして用意された。

 勝ち抜いた20社からもイベント前日に予選を実施し、そのうち10社が本戦に出場。7分のピッチとQ&A2分の持ち時間でプレゼンを行なった。プレイオフとなった残りの10社もグランプリの選考にはならないが、同様に7分のピッチをした。

Open Innovation Contestを仕切って世界中を飛び回るオープンイノベーション事業創発室 室長である残間 光太朗氏

NTTデータ代表取締役社長の本間 洋氏も挨拶

選考会のスケジュール。この短期間で世界中を飛び回ったのだ

 審査のポイントは、ビジネスプランはもちろん、NTTデータとのビジネスシナジー、成長性とビジネス規模、パッション、SDGsを達成できるソーシャルインパクトといった観点となっている。特に、成長性は将来3桁億のビジネスになるかどうかを見るという本意度合いだ。

 審査員は、名古屋大学 情報連携統括本部 情報戦略室教授博士(工学)山本 修一郎氏、多摩大学客員教授 本荘事務所代表(経営コンサルタント)本荘修二氏、Global Catalyst Partners Global Catalyst Partners Japan Managing Director & Co-founder 大澤弘治氏、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ 代表取締役社長 稲川尚之氏、一般社団法人Japan Innovation Network 専務理事 パーソルホールディングス株式会社 社外取締役 一般社団法人日本防災プラットフォーム 代表理事 西口尚宏氏、Host of Disrupting Japan,Serial Entrepreneur ティム・ロメロ氏の6名が務めた。

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