2019年04月19日07時00分

「スポーツビジネスは特別なビジネスではない」上野直彦氏が語る

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 2019年から日本ではスポーツのビックイベントが目白押し、スポーツビジネスの発展にも期待がかかるが、見通しはどうなのか? 課題は何なのか? 多彩にスポーツの現場に深く携わり、スポーツライター、サッカーマンガ『アオアシ』の取材・原案協力、早稲田大学スポーツビジネス研究所・招聘研究員と様々な形でスポーツ分野に関わっている上野直彦氏に聞いた。

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――これまでのスポーツビジネスとの関わりについてお聞かせください。

 イギリスサッカーが大好きで、1990年代に入る頃、当時滞在していたイギリスで起こっていたプレミアリーグの立ち上がりについて書いたものが最初のスポーツビジネスの記事となりました。新卒で入った会社を辞めた後で、イギリスのほか、フランス、そしてイスラエルを長期旅行していたときです。

 特に面白かったのはイスラエルで、公衆電話の稼働率が50%ぐらいという状況でした。イスラエルは軍事産業が民需で進む国ですが、ユダヤ人の勤勉さもあり、この国は伸びるなと思いました。あれから約25年が経過しましたが、間違っていなかったと思います。現在も日本イスラエル親善協会などに参加していますし、当時のネットワークに支えられています。現在私はブロックチェーンと関わっているのですが、ブロックチェーンはイスラエル抜きには語れません。

 スポーツビジネスのジャーナリズムという点では、女子サッカーの川澄奈穂美選手をみて、この選手は面白いと思い密着取材をする機会をもらいました。その本は小学館から出たのですが(『なでしこの★キセキ★川澄奈穂美物語』)、これが業界内、出版業会からも評価されました。

 それが現在のサッカーマンガ『アオアシ』につながります。それまでのサッカーマンガは高校サッカーがほとんどでしたが、Jリーグのユースを題材としたマンガが少ない、これをやりましょうと編集からご提案頂き、企画が進みました。育成なので、指導者をきちんと描いてください、というのが私の唯一の条件でした。『エル・ゴラッソ』で大宮アルディージャの番記者をしていたこともあり、その時の知見も活用しています。

 News Picksでもスポーツビジネスに関する記事を執筆しています。また早稲田大学のスポーツ科学研究科の平田ゼミの12期生としても学びました。青山学院大学駅伝部の原普監督、EXILEのTETSUYAさん、アルビレックス新潟の池田弘会長、柔道金メダリストの鈴木桂治さんなど、素晴らしいメンバーと一緒でした。ここで学んだことをフィードバックとして『スポーツビジネスの未来 2018-2027』(日経BP)にまとめました。

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