2019年04月16日06時00分

Deep Techスタートアップのエコシステム創成へ J-TECH STARTUP認定の7社が表彰

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株式会社VRC(IT・ソフトウェア・ネットワーク・AI )

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 2003年に来日し翌年、早稲田大学大学院に入学。博士号を所得した謝英弟氏は、2016年にVRCを設立。アパレルなどに応用できる3D撮像システムの開発・販売・運用をしている。全自動3D撮影ソリューションを開発した同社は、リアリティーを追求しつつローコストでかつハイクオリティなシステムを目指した。

 リアルな3Dデータを追求することで、自由度は高く、寸法をそのまま反映できるため、VRやARといったエンターテインメントからファッション、ヘルスケアなどで活用できる。特に、EC市場では衣類関係の規模が大きく、成長率も高い。ただ、試着が出来ないので、フィット感がわからず、返品や交換が多くその分コストがかかっているのが現状だ。

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 そこで、人物データのスキャニングをすることで、衣装データと合わせたとき、サイズの合わない部分が確認可能となり、ジャストフィットな衣装を購入可能になる。3Dスキャンは各社さまざまなシステムが開発されているが、どれも処理時間がかかるが、VRCの開発したシステムは、処理時間が約20秒と大幅に短縮。全自動で撮影から処理までできるため、ハイクオリティなデータを手軽に取得できる。現在は法人顧客30社と取引を行なっていて、今後もさらに売り込みを掛けている。

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株式会社セルファイバ(医療・ヘルスケア)

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 セルファイバは、細胞が従来の医薬品のように簡単に製造したり、流通することができないところに注目。それを克服するための技術を開発した。

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 現在は、構造化不要の細胞を生産するには、人手でしか行なえず、そのため少量しか生産できない。さらに保管寿命も短い上、面倒な輸送手段も必要だ。ここを解決しないと、今後の再生医療において大きなネックになってくる。市場規模は今後右肩上がりで急速に伸びると予想されているものの、何らかのイノベーションがあることが前提でとなっている。

 セルファイバは、細胞の扱いに草を克服するための技術として「細胞ファイバ」を開発。チューブ状ゲルに入ったヒモ状細胞塊を開発。細胞を保護し一定品質を維持できるのが特徴だ。特に、規格化構造になっているため、三次元化組織の大規模製造に有用だと考えられ、実際研究室では一定の成果を上げている。

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 これにより、従来の製造にかかった生産性の100倍効率よく、自動的に培養が可能になるとしている。現在は、実際に達成されるかの研究段階で、大手細胞販売企業や化学メーカーなどと提携して開発している。

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 他社も同様の課題を解決する技術を研究開発されているが、あらゆる面で優れており、今後、ファイバ製造装置や消耗品の販売、ライセンスを供与して細胞製造受諾企業を増やし、安定的なビジネスモデルの構築を目指している。

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