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GoogleのVR映像制作チームが解散 VR作品初のアカデミー賞ノミネート作品を輩出

2019年04月01日 15時25分更新

 Googleが手がけるVRストーリー向けプラットフォーム「Google Spotlight Stories」の制作チームが解散していた。アメリカの業界紙『バラエティ』が報じている。同紙はスタジオのエグゼクティブ・プロデューサーのKaren Dufilho氏が、チーム解散を伝えるメールを入手したという。

 同プラットフォームは、本社がVRを活用したストーリーテリングを追求するために制作しているショートストーリーの映像作品群。ユーザーは対応するスマホやVRヘッドセットを使い、物語に入り込んで作品を楽しめる。

 同プラットフォームは複数の映像作品をリリースしており、とある父とその娘の半生を描いたロードムービー的アニメーション作品『Pearl』(2016年)などが高く評価されている。同作はオスカー賞の受賞歴もあるパトリック・オズボーン氏を監督に据えて制作。VR作品として初のアカデミー賞ノミネートも果たした。

 今回の開発チーム解散の決定で、同プラットフォームは6年以上にわたる制作活動を終える。チームに所属していた人員には、本社から、社内の別部署へ異動する機会が与えられたという。制作活動を行ってたアーティストの大半は、プロジェクト単位で請負契約を結んでいたとのこと。彼らへのオファーなどは不明。

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