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高解像度のVRヘッドセット「VR-1」発売、人の眼レベルのVRを目指す

2019年03月04日 14時40分更新

 フィンランドのVarjo社は、PC向けのVRヘッドセット「VR-1」を発売した。価格は6000ドル(約66万円)。視線追跡機能を搭載や、現行世代のVRヘッドセットの20倍以上の高解像度を実現することが特徴。同社は本ヘッドセットの用途を産業デザイン、トレーニング、シミュレーション、建築、エンジニアリング、建設などに想定しており、法人限定としている。

 本ヘッドセットは片眼ごとにディスプレーを2つ実装した。より低い解像度のディスプレーと、サイズが小さく超高解像度のマイクロディスプレー(視野角にして20度以下に相当)を使用。視力がもっともよいとされる目の中心窩(ちゅうしんか)に高解像度の映像を描画し続ける。この仕組みで、「人の眼のレベル」の見え方を目指すという。

 中心の解像度は視野角1度あたり60ピクセルで、現在市場に出回るほかのいかなるVRヘッドセットと比べても20倍のピクセル密度(高精細さ)を誇るとのこと。背景である低解像度ディスプレーの解像度は1440×1600で、HTCのVIVE Proと同水準。

 同社によると、出荷先は北米、ヨーロッパ各国、香港の34ヵ国。日本は含まれていない。価格は5995ドル(約66万円)。1年間の保証や、サポートの強化、アイトラッキングソフトウェアの商用利用ライセンスが含んだ「サクセス・ライセンス」は995ドルで販売している。

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