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ソニー、デジタル絵本のスタートアップ企業を支援

2019年02月15日 14時30分更新

 ソニーは2月14日、スタートアップ創出と事業運営支援をする「Seed Acceleration Program(SAP)」の事業化支援サービスを、MITSUGO Projectに提供すると発表。

 デジタル絵本を開発するスタートアップのMITSUGO ProjectはSAPのもとで約3ヵ月間、ソニー本社ビルのオフィス内に設置する、社外スタートアッププロジェクト向けの専用スペース「Incubation Booth」に入居。プロジェクトメンバーは本スペースを自由に使い、ソニーの事業化支援者を意味するアクセラレーターとともに、事業化に向けた各種検討を進める。

 具体的には、幼児の言語獲得を支援するためのデジタル絵本のプロトタイプ開発、製品のブラッシュアップを目的とする親と幼児のユーザーヒアリングなどを実施する。

 MITSUGO Projectのデジタル絵本は「音声認識技術」を活用しており、幼児と保護者が発する言葉にあわせて絵本のストーリーが変化する。子供とコミュニケーションをとることで、言語獲得を促進する製品・サービスづくりを進めるとのこと。

MITSUGO Project代表の渡邊蜂生氏。「ジャパン・グローバル・インパクト・チャレンジ(GIC)2018 winners ceremony」の様子。

 MITSUGO Project代表の渡邊蜂生氏は「ソニーの創業者の一人である井深大さんが幼児教育の重要性を唱えてから半世紀。自らが一児の父として子育てをしていく中で、幼児教育への関心が高まり、今回のプロジェクトをはじめました。同じ志を持つメンバーとオンラインで集い、平日の夜や週末にテレビ電話会議やメールなどで活動を進めてまいりましたが、今回、ついに事業化へとチャレンジすることとなりました。私たちのアイデアを具現化させるために、拠点や事業化に向けて伴走していただけるSAPの支援は、まさに私たちの求めるものに合致しておりました。ソニーは、ものづくりはもちろん、教育分野にも力を入れていることから、私たちの事業の可能性を将来さらに広げることにつなげるため、この機会を最大限に活用したいと思います」と述べている。

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