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1万円以下の激安APU「Athlon 220GE/240GE」はどこが変わったのか?

2019年02月13日 11時00分更新

ローエンドCPU覇権で着々と地盤を固めるAMD

パッケージは200GEと同じホワイトを基調としたものだ

中身の形状も一緒なら、同梱されるクーラーも一緒だ

 2019年1月18日、AMDはZen+Vegaベースで構成されるローエンドAPU「Athlon with Vega Graphics」ファミリーに「Athlon 220GE」および「Athlon 240GE」の2製品を追加した。すでに昨年9月末に200GEが税込み6998円で発売され大きな話題を呼んだが、今回の新製品はそれぞれ7862円に9266円(AMDが発表した際の価格)と、価格差は800円~1400円と、刻みに刻んだ価格設定となっている。

 これら新Athlonに対抗し得るインテルのローエンドCPU(CeleronやPentium等)は、インテルの14nmラインの需要逼迫により供給がほぼ止まっている状態。インテルの中国工場が本格稼働すればかなり改善されると考えられているが、その間の数ヶ月間、ローエンド帯で一番入手性の高いCPU(APU)はこのAthlonファミリーだけという異常事態になっている。

 今回筆者は220GEおよび240GEをテストする機会に恵まれた。果たして一番安価な200GEと比べ、どの程度性能が上がっているのか、そして1ランク上に位置するRyzen Gシリーズの最廉価モデル(Ryzen 3 2200G)にどの程度近いのか、検証してみたい。

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