2019年02月13日10時00分

NECのMultiWriter新機種は、NW分離機能や顔認証でセキュリティに配慮

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 NECは2月13日、MultiWriterシリーズの新製品3機種を発表した。A3サイズの用紙にも対応した、モノクロレーザープリンターで、本日から受注を開始。2月末から出荷する。

MultiWriter
MultiWriter 8700

 新機種は「MultiWriter 8800」(毎分45ページ、ファーストプリント約6秒、税抜きの希望小売価格21万8000円)、「MultiWriter 8700」(同38ページ、約6秒、15万8000円)、「MultiWriter 8600」(同32ページ、約7.5秒、13万8000円)となる。

 NECのA3対応モノクロ機には、従来、下位モデルという位置づけの「8300」「8250N」「8250」があった。8600はその後継機種だ。一方、上位モデル「8450N」「8450NW」「8500N」の後継機種が8700。8800は、8700よりもさらに上位の機種となる。

 新モデルでは、印刷機能を全面刷新し、紙送り機構などを新開発した。さらに後述する「ネットワーク分離機能」「認証印刷機能」などセキュリティ面を強化した。

 新設計エンジンでは、現像機構と定着器の位置を変更。下側の用紙トレーから、S字状に紙を搬送し、本体の手前に紙が排紙される機構とした。結果、机の下に置いた状態でも用紙を取り出しやすくなっている。

MultiWriter
机の下に置いた状態でも印刷した用紙を簡単に手にできる
MultiWriter
8300とのサイズ比較

 同時に小サイズ化も果たし、新機種の8700/8600のサイズは幅459×奥行き506×高さ309mmになった。従来機8250N/8450Nとの比較で、本体の奥行きが118mm、高さが46.4mm、体積が約29%低減(約71.8リットルに対して約50.9リットル)している。また、よりコンパクトな8300との比較でもそれぞれ15mm/61.4mm/12.4%(約58.1リットルに対して約50.9リットル)小型化した。

MultiWriter
増設カセットを利用した場合

 動作音に関しても約50dB(8600)と従来機(8300)の54dBから4dB低減。上述した構造の変更にも関連するが、音漏れするすき間を減らすとともに、ファンを吸気用のみに絞り込んだことによって静穏化を実現した。

官公庁などの要求に応えるNW分離機能を搭載

 ネットワーク分離機能(NW分離機能)は、官公庁の導入などで注目されているものだ。高いセキュリティが求められる情報を扱う機器は、一般的な事務機器がつながっているネットワークとは分離して運用するのが一般的だ。しかし、プリンターに関しては共用したいというケースもある。本機では、1000BASE-T対応のネットワークカードを最大2枚装備できるが、それぞれは分離しており、片側のネットワークに接続した機器から、もう一方のネットワークに侵入することができない。セキュリティも担保できるという。

 さらに無線LANアダプターを導入することで、セキュリティ上、有線LANに接続できない、スマホやタブレットからも直接印刷ができる。iOS向けのAirPrint、Android向けのGoogle クラウドプリントに対応。iOS/Android用の印刷アプリである「Print Utility」も用意している。

 認証機能としては、NeoFaceの技術を応用した顔認証に加え、サーバーレスでも運用できるICカード認証機能にも対応。さらに、市販のUSBテンキーボードを使って、低コストに暗証番号認証ができるようにもした。

 トナーに関してはモノクロA3対応機としては初めて「Super EA-Ecoトナー」に対応。従来のEA-Ecoトナーより低融点で定着できるもので、消費電力の低減につながる。また粒子が小さいため、ハーフトーンの階調表現などにも有効だという。

 NECの説明では、オフィスに置けるプリンターの需要はいまだに高く、特に月末や期末に集中する帳票の出力、各種書類の出力などを処理するために、複合機とは別に、単機能機をラックなどに収納し、複数台を並行して使用するケースがあるのだという。こうした背景の中、設置のしやすさと、セキュリティの両立を目指したのが新しいMultiWriterシリーズとなる。

訂正とお詫び:製品名の一部にミスタイプがあったため修正しました。(2019年2月14日)

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