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専用アプリで冷蔵庫の中身をチェック!

スマホで食材の保存状況を管理! 日立がコネクテッド冷蔵庫を発表

2019年01月25日 09時00分更新

 日立アプライアンスは、これまで、スマートフォンと連携できる家電製品として、ロボットクリーナー「minimaru RV-EX20」や、IHクッキングヒーター「火加減マイスター HT-L350KTWF」などを展開してきたが、その第4弾となる新製品として「冷蔵庫」を24日、東京都内で発表した。

 特徴を簡単に述べると、スマートフォン向けに提供される専用アプリ「日立冷蔵庫アプリ」を使うことで、冷蔵庫の管理ができる。連携機能を搭載した冷蔵庫は2機種あり、型番は「R-KX57K」と「R-WX74K」。

 まずは2機種に共通する特徴を紹介する。

 スマートフォン向けに提供されるアプリでは大きく4つの機能を使える。まず1つ目は、冷蔵庫のドアの閉め忘れをスマートフォンに通知する「お知らせ機能」。2つ目は離れたところからドアの開閉回数を確認したり、冷蔵庫の温度や製氷の設定変更もできる「リモート機能」。3つ目は冷蔵庫の使い方で困ったときに取扱説明書や使い方を動画で閲覧できる「サポート機能」。

操作パネルでは、冷蔵庫のドアを何回、開閉したのかを確認できる

サポートでは、冷蔵庫の使い方をすぐに調べられる

 4つ目の機能は、冷蔵庫に保存する食材をスマートフォンのカメラで撮影し、購入日や保存した経過日数を一覧で記録する「食材管理」など。これら4つの機能はアプリ内で全て完結できる。

記録では、食材を保存し始めてからの日数をグラフで確認できる

 アプリケーションは、Android 5.0以上、iOS 10以上に対応する予定で、モバイル通信やWi-Fiなどのインターネット環境が必要。アプリの提供は商品の発売に合わせて開始するとしている。具体的な日時は記事掲載時点では発表されていない。

 冷蔵庫「R-KX57K」本体の機能としては、本体下部の引き出しを冷蔵、冷凍、野菜の収納に選べる「ぴったりセレクト」、冷蔵室内をチルド温度約2度にすることで、保存する食品への菌の繁殖を抑える「まるごとチルド」などが挙げられる。また、サラダにラップをかけることなく、鮮度を保つことが可能なほか、食品に直接冷気を当てない構造を採用しているため、開封したハムをラップなしで入れても乾燥を防げるとしている。

 「R-WX74K」の特徴は、ワンタッチで引き出しを開けられる「電動引き出し」や、肉や魚を真空で密閉保存することで鮮度が長持ちするなどが挙げられる。

 コネクテッド家電に対する考え方について同社に取材したところ「ただ新商品を発売するだけではなく、発売後のコネクテット家電に対しても随時アップデートをかけていくとともに、「Amazon Alexa」などスマートスピーカーとの連携も強化していく」としている。

 冷蔵庫の本体カラーはクリスタルミラーの1色のみ。

 「R-KX57K」の本体サイズは685×1833×738mm(幅×高さ×奥行き)、容量は567L。発売は3月中旬で、市場想定価格は税別43万円前後。

 「R-WX74K」の本体サイズは800×1833×738mm(幅×高さ×奥行き)、容量は735L。発売は2月下旬で、市場想定価格は税別49万円前後の予定だ。

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