2019年01月19日12時00分

キヤノンで一番明るいレンズEOS R「50mm F1.2L」をレースクイーンで試した

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キヤノン「EOS R」に
F1.2の明るい50mmレンズを付けるとどうなる?

 キヤノン初のフルサイズミラーレス一眼「EOS R」。2018年に大きな注目を集めたデジカメであるが、その要因のひとつが新型RFマウントと、そのレンズラインナップだった。その中の「RF50mm F1.2L USM」は、いわゆる「標準レンズ」の中でも他社にはない明るさが特徴。この明るさはボケ味はもちろんのこと、薄暗い屋内撮影においても最大の武器になる。そこで年始最大の自動車イベント「東京オートサロン 2019」に持ち込み、気になるあの娘を撮ってみることにした。

EOSR
EOS RにRF50mm F1.2L USMを取り付けた

キヤノンの歴史と伝統を受け継ぐ
新50ミリ単焦点

 キヤノンからは昔から他社より明るい50mmレンズを市場に投入してきた。1961年(昭和36年)にはCANON 50mm F0.95を発売。市販のカメラレンズの中では最高に明るいこの超大口径レンズは、人間の眼と比べて4倍も明るい夢のレンズとして話題を集めた。EOS時代に入ってからは、EF50mm F1.0L USMをリリース。現在F1.0Lは廃版となりEF50mm F1.2L USMへとモデルチェンジしている。

 今回のRFマウント版はEF50mm F1.2L USMとはまったく別物、新設計のレンズだ。

EOSR
RF50mm F1.2L USM

 レンズ構成はEF版が6群8枚であるのに対して、RF版は9群15枚と大幅にグレードアップ。絞り枚数も8枚から10枚へとなり、いわゆる円形に近い絞り形状としている。

EOSR
RF50mm F1.2L USMをマウント側が見た絞り形状の様子

 また、最短撮影距離も0.45mから0.4mと短くなった。そのかわり重さは950gとEF版から360g増量され、値段は32万5000円と破格のプライス! ここまで高額な単焦点50mmは、カールツァイスのOtus 1.4/55(45万9000円)、ライカのNOCTILUX-M f0.95/50mm ASPH.(143万6400円)ぐらいだろうか。ただ、ツァイスもライカもマニュアルフォーカスなので、オートフォーカスレンズではおそらく最高額のレンズと言える。

 明るいレンズの魅力のひとつは、暗いところでもISO(感度)を上げなくてもよい、またはシャッタースピードを高く設定できることだ。EOS Rは「EOS 5D Mark4」で好評を得ている高感度性能を継承し、最大ISO102400相当まで増感することができる。

 とはいえ、より高画質で撮影するには、可能な限り感度を落としたいところ。F1.2という明るさは、たとえば大口径標準ズームと呼ばれる24~70mmのF2.8に比べて2.5段分の明るさを誇る。具体的には同じシャッタースピードでF2.8とF1.2を撮影した場合、F2.8ではISO1600でなければ明るく撮れないところ、F1.2ではISO320程度で撮れるということになる。これは大きな違いだ。

 さて、レンズを見るとフォーカスリングの前に小さなリングがある。これはRFマウントから実装されたコントロールリング。ここにISO感度やシャッタースピード、絞り値などを割り振ることで、簡単に調整できるのだ。使ってみるとかなり便利で直感的に操作ができる。個人的には感度変更に割り振るのが使いやすいと感じた。

EOSR
前玉側にコントロールリングを備える

 鏡胴側面には、AF/MF切替のほか、フォーカスリミッタースイッチが備えられている。常時FULLでも問題はないが、AF動作時間が短縮できるので使いわけるとよいだろう。

EOSR
レンズを横から見た様子

 EOS Rに取り付けると前寄りのバランスになるかと思いきや、意外としっくりとくる。ただバランスを取るため、オプションの縦位置グリップをつけたいところ。フィルター系は77mmでフードは大きくしっかりしている。ロック機構があるため、不用意に外れることはないだろう。鏡胴は質感があり、持っているだけで「いい写真が撮れそう」という気分にさせてくれる。マニュアルフォーカスも適度な重さでフィーリングは上々だ。すべての面において「さすが32万円」と思わせるだけの風格を漂わせる。

EOSR
大柄の花形フードを備える。ロック機構があるため確実に取り付けることが可能だ

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