週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「不安と痛みの軽減に応えたい」

AR/VRを小児治療に活用、医療支援システムが導入開始

2019年01月07日 13時15分更新

 子どもの歯科受診を促進するVRサービスを提供するBiPSEEは、ARとVRを組み合わせた小児対象の治療支援システム「BiPSEE医療XR(仮)」の導入試験をナビタスクリニック立川にて2019年1月より開始する。ARとVRを組み合わせることにより「小児領域での不安と痛みの軽減に応えていく」としている。

 ARとVRを組み合わせた小児対象の治療支援システムで、現実の世界から段階的にARやVRへと環境が変化することで、子どもの「想像する力」、「想像を楽しむ力」を引き出して没入感を高めることが期待されている。

 待合室から診察室・治療室へのドアに「魔法のドア」をARで現実世界に表示させ、ドアをくぐって診察室に入ると、診察室で魚が泳いでいる様子が映し出される。子どもの椅子やベッドに移動し、姿勢が安定したことを確認してからボタンを押すと、ARから徐々にVRに切り替わる。VRで痛みの軽減や治療への誘導に使用する事例は一定の成果をあげており、国内でも本格的な使用に向けた一歩を踏み出した形となる。

 

  今後、導入試験で「BiPSEE医療XR」サービスの完成度を高め、医科・歯科の両分野での導入を広げてゆくのこと。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう