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10万台のHoloLensを実戦と訓練両方に大型投入

マイクロソフトが米陸軍とARヘッドセット納入契約を締結

2018年12月21日 14時30分更新

 マイクロソフトが、アメリカ合衆国陸軍とARヘッドセット納入契約を締結したことが明らかになった。契約は、10万台のARヘッドセット「HoloLens」を納入するというもの。契約金は4億8千万ドル(約540億円)。米陸軍は本格的にHoloLensを実戦と訓練両方に大型投入する狙いである。

 契約書によると、契約が結ばれた新システムは「Integrated Visual Augmentation System (IVAS)」と呼称されている。先進機材を使用した致死性の攻撃に対する防御力の向上と、攻撃能力の向上が目的。2018年現在、アメリカ軍ではHoloLensが訓練用デバイスとして採用されており、今回の契約はアメリカ合衆国陸軍による、ARヘッドセットの実戦投入計画の第一歩目とされる。

 なお、今回の契約で現行HoloLensが納入されるのか、それとも新たに開発された改良型が納入されるのかは判明していない。契約では、まず2年以内に2500台のARヘッドセットを納入し、本格的な採用に至るかどうか性能を披露する必要があるとしている。

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