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現行のデバイスにワイヤレスアダプターを搭載

インテルが5G対応VRヘッドセットをイベントで披露

2018年10月01日 13時45分更新

 インテルはロサンゼルスにて「5Gサミット」を9月11日に開催。このイベントは、通信やネットワーク事業に関わる企業から登壇者を招き開催されたもの。米メディアVenturebeatによると、次世代通信技術”5G通信”についてディスカッションが行われたほか、5Gを活用したVRヘッドセットも披露された。

 インテルのネットワークプラットフォーム事業、シニア・バイス・プレジデントのSandra Rivera氏は講演の中で、韓国の大手通信企業であるSKテレコムとのジョイント・イノベーションプログラムを発表した。インテルの立体映像ライブ配信技術「True VR」を含むスポーツ中継について、5G通信技術を活用していくもの。

 また、Rivera氏の発表で注目を集めたのが、HTCとのコラボレーションによる、5G向けミリ波バージョンのワイヤレスヘッドセット。会場で披露されたデバイスは、現行のHTC VIVEに、インテルのWiGigを用いたワイヤレスアダプターを搭載した外見。PCとの無線通信ではなく5Gにアダプターを使用したと考えられる。デバイス公開は、参加者にとっても思いがけない内容だった、とVenturebeatは報じている。

 サミットの終盤では、映画配給などで知られるワーナーブラザースのCTO、Vicky Colf氏が5G通信によるロケーションベース(施設型)VRの進化に期待を示した。5G通信に対応したVRヘッドセットであれば、据え置きのPCでなくクラウドコンピューティングを活用できる見通しとのこと。

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