ヒパヒパ。アスキーの酒好きナベコです。夢は日本全国のうまい酒をたずね歩いて酒行脚すること。ですが、仕事もあるのでなかなか遠出は難しい。そこで、専門店で買える地方の酒を飲んだりお取り寄せなどを駆使したりして、都内にいながら飲み倒れることにしました。
日本酒、焼酎、ワインあたりも紹介していきたいなと思いつつ、1回目、2回目に続き、今回もビールです。ご当地のビールだとやや高いものでも500円前後。お土産で買うにも手軽ですし、お試しでも買いやすいですよね。
そんなこんなで3回目は「岩手」。岩手でおいしいのは、わんこそばとかもめの玉子だけではない。
■岩手
「いわて蔵ビール きんくら(金蔵)」
製品情報
・製造元:世嬉の一酒造
・容量:350ml缶
・ビアスタイル:ピルスナー
・アルコール分:5%
・価格:340円前後
世嬉の一酒造とは
1918年(大正7)に創業した清酒の酒蔵。日本酒「世嬉の一」などを醸す一方で、培った酒造りの技術と、醸造士の経験と知識でクラフトビールブランド「いわて蔵ビール」を1995年に立ち上げました。これまでに、多くの国際大会で受賞し、世界的にも評価されています。現在は、定番製品の他、オーダーに応じてつくるオリジナルビールにも取り組んでいます。
完成度が高いめちゃうまピルスナー
缶のパッケージには「金蔵」という和風な刻印が。日本酒を醸している酒蔵ならではという感じがします。デザインは、オフィスnendoの佐藤オオキさんが手掛けているそう。なお、瓶ではなく缶製品であるため、常温保存ができ、さらに軽量なため流通にもメリットがあるとか。
色は、アンバー(琥珀色)で、やや黄色が強いようにも見えます。泡がふんわり立って、見栄えがいいですね。ラガー(下面発酵)ビールのピルスナーということで、日本でもっともよく飲まれているビールのスタイル。飲む前から期待しかありません。
流し込むと、爽快でかつ痛快な飲み口。発泡成分が勢いよく喉まで流れこんできます。ビールの醍醐味! 炭酸の刺激で洗われた後に、良い意味での「澱(おり)」のような苦みが。表現が難しいのですがざらりとした自然な苦みがあって、それがビールの味わいを奥深くしています。抜けは澄んだ小川のように「スッ」と抜けてとても美しい。
ガツンとくる刺激と苦みで、ビールを飲みたいと思っている時にしっかりと応えてくれます。そして、技巧を感じるきれいな後味のフィニッシュ。いわて蔵ビールは、フレッシュな味わいを重視して、あえてろ過、殺菌を一切行っていないそう。確かに、力強さ、そして新鮮さを感じました。非常に完成度の高いビールかと。
岩手のビールはうめぇ!
ビールのスタンダード路線が好きな人に
・「スーパードライ」「一番搾り」など定番ビールが好きな人
・ビールと食事を合わせたい人
日本の一般的なビール、ラガー・ピルスナーと同じビアスタイルですので、飲み口も一般的なものに近いです。スタンダードなビールが好き、という方にオススメ。後味のきれいな抜け方に驚かされますよ。また、食中酒にも向いています。
こんな場所で買えるよ!
今回はスーパー「マルエツ」で購入しました。直販サイトで通販対応しているのはもちろん、AmazonといったEC大手でも扱っています。
■Amazon.co.jpで購入
いわて蔵ビール きんくら 350ml缶 350ML 1缶世嬉の一酒造株式会社
ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、レモンサワー、ホッピー、アルコール全般が大好き。お酒に合う塩分高めの食事も。
「アスキーグルメ」でおいしい飲食情報を発信中!
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