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発熱による性能低下やコイルの干渉:

アップル ワイヤレス充電器AirPowerがリリースされない恐れ

2018年09月19日 19時00分更新

消えたAirPower

 アップルが昨年発表した3台まで同時に充電できるワイヤレス充電器「AirPower」が、リリースされない恐れが出てきている。リーク情報で知られるSonny Dickson氏の9月16日のレポートでわかった。

 レポートではアップル内部の情報提供者からの話として、AirPowerが3つの問題を抱えていることを伝えている。

 1つ目は発熱による性能低下だ。充電中にAirPowerが過度に熱くなることで、充電性能が低下しているという。

 2つ目は通信ソフトウェアのバグだ。充電中のデバイスの充電速度や充電レベルを伝えるデータ転送のソフトウェアにバグを抱えているという。

 3つ目はコイルの干渉だ。AirPowerはiPhone、AirPods、Apple Watchなど3つの製品を同時に充電できることが特徴だが、これを実現するためのコイルの配置がコイル間の干渉問題を引き起こし、充電効率の低下や過度の発熱を発生させているという。

 Dickson氏によると、アップルはAirPowerのリリースそのものをキャンセルするか、まったく異なるデザインに変更するかもしれないという。事実、アップルのウェブサイトからはAirPowerについての情報が削除されている。


筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
ブログ:デジタルマガジン

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