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初開催の鈴鹿10時間レースでミクAMGは日本勢最上位の5位!

予選はまさかの赤旗終了で無念の21位

 SUPER GTシリーズで夏の風物詩だった鈴鹿1000kmは昨年で終了。今年はSUPER GTシリーズから外れたレースとして第47回サマーエンデュランス「鈴鹿10時間耐久レース(SUZUKA 10 HOURS)」(通称テンエイチ)が8月23~26日に開催された。GOODSMILE RACINGがこのレースに参戦することは昨年末に発表済みだったが、今回はMercedes-AMGからのバックアップを受けてチーム名を「Mercedes-AMG Team GOOD SMILE」(ゼッケン00)と変更して挑む。

 GT500とGT300に別れるSUPER GTと違い、GT3規格のマシン(JAF-GT含む)が1クラスのみで戦うの特徴。世界中からさまざまなチームが集まり、GT3最速を決める大会である。タイヤはピレリのワンメイクという点もSUPER GTと大きく異なる。参戦マシンも多種多様で、メルセデス、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、アウディ、ベントレーといった海外勢、日本からはホンダ、ニッサンなど多くのメーカーのスーパーカーが集結した。参加チームは35チーム、うち日本勢は14チームがエントリーした。

 チームは昨年のSPA24時間レースのリベンジを目標に、同じマシン(Mercedes-AMG GT3)、同じドライバー(谷口信輝、片岡龍也、小林可夢偉)、同じ監督(片山右京)、そしてメンテナンスはSUPER GTと同じくRSファインというチーム体制で世界の頂点に挑む。

 23日(木)のパレードラン(大雨で中止)、24日(金)の練習走行を経て、25日(土)の予選ではピレリタイヤとのマッチングに苦しめられた。予選ルールはドライバー3人が予選1~3回目を走り、その合計タイムでTOP20がポールシュートアウト(予選4回目、グリッドを決めるタイムアタック)に進むというもの。

 予選1は谷口選手が担当し「2'03.750」で13位、予選2は片岡選手が「2'04.032」で11位、予選3は可夢偉選手が「2'03.545」で8位で、合計タイムは日本勢最上位の総合5番手につけ、ポールシュートアウトへの参加資格を得た。

 ポールシュートアウトを担当したのは可夢偉選手。最後のアタックラップに入り、セクターベストを出すなど希望が見えたが、コースアウトしたマシンがいたため赤旗中断となり、残り時間も少なかったためそのまま終了になってしまった。結果は21位。もし最後までアタックできていたら、上位に食い込めたかもしれなかっただけに悔やまれる。

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