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独自AIで文字を99.1%認識する手書き帳票処理ソリューション

2018年07月09日 06時00分更新

 富士ゼロックスは7月5日、価値提供戦略「Smart Work Innovation(スマートワーク・イノベーション)」に基づいて開発した、企業の働き方改革を支援する「Smart Data Entry(スマートデータエントリー)」の提供を開始した。

 Smart Data Entryは、手書き帳票のデータ入力から情報抽出、確認・訂正、データ出力までシームレスな流れを実現するクラウド対応型ソリューション。

 人の視覚情報処理の仕組みを利用した独自AI技術の活用によって、氏名、住所など読み取り項目ごとのデータをベースに構築した学習済みモデルを搭載。単文字としても、つながりのある文字列としても99.1%の認識率で読み取るという。

 基幹システムへの入力作業や帳票データの仕分け作業の時間を低減するほか、人的ミスを防止することができるため、申請・届出受付、調査・アンケートなどの業務でもオフィスにおける創造的な働き方を支援できるとしている。クラウド環境での利用も可能であり、導入時の初期投資や運用時の管理コストを低減できる点も特長とのこと。

 また、同社の複合機や、ドキュメントハンドリング・ソフトウェア「DocuWorks(ドキュワークス)」と連携することで、読み取った帳票情報の確認・訂正、データベースなどに出力するまでの効率的な帳票処理を実現するという。

 用途に合わせ業務システムに引き渡すために必要なCSVフォーマットにも対応し、後段の業務自動化を実現する各種RPA(ロボットによる業務自動化)ソリューションなどと組み合わせ、シームレスな業務プロセスを実現できるとしている。

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