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豊富なカスタマイズも魅力

13.3型で軽さより使い勝手で選ぶならマウスの10万円台高コスパノートPC

2018年05月01日 17時00分更新

「m-Book J350SN-S2」

 季節柄、まだ通勤や通学のおともになるモバイルノートを決めかねているという人も少なくないのではないだろうか。実用性を重視するならデスクトップパソコンや15.6型クラスのノートが使いやすいが、持ち運びを考えると13.3型のノートが魅力的だ。13.3型なら、普段使いのカバンでも十分に収納可能な場合が多い。

 今回はその中でも、マウスコンピューターが販売する「m-Book J350SN-S2」を紹介する。マウスコンピューターといえばゲーム向けの「G-Tune」やクリエイター向けの「DAIV」を知っている人は多いかもしれないが、スタンダードなタイプのパソコンのラインアップも豊富で、コストパフォーマンスが高いのが特徴だ。

 また、目的に合わせてCPUやメモリー、ストレージをカスタマイズできるので、予算に合わせて細かく強化できる。また、基本的な組み合えせもいくつか用意されているので、細かく選ぶのが面倒という人も楽に選択できる。

白いボディーが特徴的。材質はプラスティックだが、パームレストと天面にはヘアライン風に表面処理されており、安っぽさは感じられない

右側面にはヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、USB 3.0端子×2、D-sub 15ピン、ACアダプターを配置

左側面は左からHDMI端子、SDカードスロット、USB 3.0端子が並ぶ。モバイルノートのわりには充実している。とくにUSBが左右で3つあるのは使い勝手がよい。D-sub 15ピンとHDMIもあるため、ビジネスシーンでプロジェクターにつなぐ場合にも便利だ

 キーボードの配列は、一般的なテンキーレス。ピッチ約18.75mm、ストローク約1.5mmで、打鍵感はかなりよいほうだ。キーボード底の剛性感がしっかりあるので、タイプしたときにたわんだりへこんだりしない。モバイルノートでは薄く軽くするために剛性感がなかったりと頼りなく感じるマシンも多いが、本機のキーボードはしっかりしている。論文や報告書などで文字入力が多い人にもオススメだ。

 ただし1つだけ気になったのは、右側のキーの大きさのバランスが少し悪い点。スペースの都合もあるが、「」と_の3つのキーが長く、リターンキーが小さめだ。これのせいもあるがテンキーのないキーボードなのにトラックパッドが中央から左にずれてしまっている。私はノートパソコンの場合テンキーがなく、トラックパッドが中央に配置されているのが個人的に好みのため残念だが、そのほかは満点だと感じる。

バッテリーは取り外しが可能。手前側にスピーカーがあるが音楽をじっくり聞くほどのクオリティーは期待しないほうがよい

 少し前までは、モバイルノートは大きさのために性能を少し犠牲にしていた傾向があるが、最近はCPU性能が高くなり、モバイルノートでも処理能力に不満を感じることは少なくなった。m-Book J350SN-S2」を紹介する。マウスコンピューターには第8世代のCore i5-8250Uが搭載されている。このCPUは4コア/8スレッドで動作し、同じ第8世代のCore i7と比べてもキャッシュの量が少し少ないだけで基本スペックはとても高い。

 メモリーは標準で8GBで、最大で32GBまで選択可能だ。ストレージには240GB SSDが搭載されている。標準構成ではATAIII接続だが、カスタマイズでM.2 PCI Express x4 接続の1TB SSDにも変更できる。しかし標準でCore i5-8250U、8GBメモリー、240GB SSD、Windows10 Home(64bit)という構成で、10万624円で購入可能。ゲームやクリエイティブな作業など、よほどの事情がない限り標準状態で困ることはないだろう。8GBメモリーや240GB SSDで困るようなら、15.6型以上のノートやデスクトップなど、そもそもベースにするマシンを変えたほうが早い。

 では、この構成でどれだけの実力があるのか、ベンチマークテストの定番「PCMark 10」と「PCMark 8」「3DMark」「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」で測定してみた。

PCMark 10

PCMark 8の結果
ベンチマーク スコア
PCMark8 Home Accelerated 3474
PCMark8 HOME Convention 3099
PCMark8 CREATIVE Accelerated 4366
PCMark8 CREATIVE Convention 3234
PCMark8 WORK Accelerated 4474
PCMark8 WORK Convention 3290

PCMark8 Home Accelerated

3DMarkの結果
ベンチマーク スコア
3DMark Time Spy 360
3DMark Fire Strike 859

3DMark Fire Strike

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークはベンチマークソフトの初期起動状態のままで計測した。1280x720ドット、ウインドウモード、画質は高品質になっている。スコアは2012(普通)となった

 私は昨年発売された第7世代Core i7-7500U搭載の13.3型ノートを普段の執筆作業やブラウザーゲーム、PhotoShopでの作業などで使用しているが、今のところ不満はない。しかし、正直いって買い替えたくなった。1世代新しいとはえ、今回計測したすべてのベンチマークテストの結果が今使っているマシンのスコアを少なからず上回っており、とくにグラフィック周りが重要なファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークのテストで評価「普通」をマークできているのは素晴らしいといえる。

 13.3型ノートの多くは薄く軽くモバイルに特化した機種が多い。m-Book J350SN-S2は、薄さや軽さをあまり重視しすぎていない分、しっかりしたキーボードや豊富なインターフェイスが備わっていると思える。モバイルノートとして重さ約1.5Kgというのはちょっと気になるかもしれないが、ペットボトル1本程度の重さなら増えたところで気になるレベルではなく、十分に持ち運べる質量でサイズだろう。

 学生や新社会人などを始め、モバイルノートが必要だけどまだ購入できていないという人などは、ぜひとも選択肢の1つに入れてほしいと思えるノートパソコンだ。

試用機の主なスペック
機種名 m-Book J350SN-S2
CPU Core i5-8250U(1.6GHz)
グラフィクス インテル HD グラフィックス 620
メモリー 8GB
ストレージ 240GB SSD
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット)、ノングレア、IPS
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2
インターフェース USB 3.0端子×3、HDMI端子、D-sub 15ピン、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、SDカードスロット
内蔵カメラ 約100万画素ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅325×奥行234×高さ22.5~25mm/約1.5kg
OS Windows 10 Home(64bit)
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