週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

東京工業大学 長谷川修研究室開発の学習型汎用人工脳「SOINN」技術活用

スマホで育てる自分専用のAI「SOINN」

2018年03月12日 08時00分更新

 来場者から好評価をいただき、ついに第5回目を迎えるIoT/ハードウェアイベントを、ASCII STARTUPが3月22日(木)に開催します! 要注目のスタートアップ企業について、展示ブース最新情報をお届けするのでぜひチェックを!

■■IoT&H/W BIZ DAY 5参加登録はコチラ!(イベントレジストに遷移)■■

 スマホの中でユーザーの行動・嗜好を学習する“パーソナルAI”に向けた研究が進んでいる。

スマホで育つ日本発の個人向けAI「SOINN f.P.U」

 SOINN株式会社は、東京工業大学長谷川修研究室が開発した学習型汎用人工脳「SOINN」技術活用のサービスを提供している。SOINNは、学習によってさまざまな知的情報を処理し、人間の脳のように自ら学習して育つ。少ない計算で高速に学習できるため、スマホでも処理が可能だという。

 今回、同社が提案するのは、スマホで動作する機械学習ライブラリ「SOINN for PersonalUse」(以下、SOINN P.U.)だ。スマホの操作やウェアラブル端末の情報からユーザーの行動や好みを学習し、さまざまなアプリと組み合わせることで、よく使う操作の自動化や、興味のある情報の提案をしてくれるようになる。

 たとえば、天気予報アプリとアラームと連携して、天候が悪い日は、早めにアラームを鳴らす。あるいは、ウェアラブル端末で体調を調べて、その日の健康に合わせたレシピやトレーニングメニューを提案する、といったことが可能。学習が進むことによって、家庭、オフィス、育児や介護など、暮らしのあらゆるシーンでサポートしてくれそうだ。

 クラウド型のAIとは異なり、収集した情報はスマホ内だけで管理されるので、プライバシー面でも安心だ。また、自分の行動からのみ学習するので、ビッグデータを基にしたAIよりも、より自分の考えや好みにマッチした提案をしてくれる。

 学習に収集する情報量は膨大になるため、スマホへの負荷が気になるが、SOINN P.U.は集めたデータ構造を維持したまま情報量をスリム化することで、ストレージの消費量は最小限に抑えられるとのこと。

 3月22日(木)に開催する“IoT&H/W BIZ DAY 5 by ASCII STARTUP”では、SOINN P.U.のソリューションや活用方法を展示。自分だけの人工知能を手元のスマホで育てる、少し先の未来を見に行こう。

■関連サイト

『IoT&H/W BIZ DAY 5 by ASCII STARTUP』
■日時:2018年3月22日(木)
開場 11時30分 終了予定 18時(予定)
■場所:赤坂インターシティコンファレンス
〒107-0052 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 4F(the AIR)
■入場料:展示ブース(無料)、カンファレンスフリーパス(3000円)
■イベント内容:5セッションを実施予定、出展ブース ハードウェア/IoTスタートアップ企業による展示、実機デモ、物販など
■参加方法:カンファレンス / 展示エリア共に事前登録制
■主催:ASCII STARTUP
■共催:富士通株式会社、eiicon
■協賛・協力:JETRO、No Maps実行委員会、PR TIMES、リコー、キリン、フォームラン、ペライチ
■出展:富士通、eiicon、No Maps実行委員会、PR TIMES、リコー、IT工房Z、アメグミ、Ambi Labs.、AnchorZ、144Lab、YEAAH、エイコム、エイブリッジ、O:、オープンロジ、Origin Wireless Japan 、キッズプレート、きびだんご、クァンタリオン、QDレーザ、glafit、Gatebox、JDSound、16Lab、SOINN、ソフトフロントジャパン/エコノミカル、泰興物産、ドリコス、プログレス・テクノロジーズ、バタフライボード、歯っぴー、パリティ・イノベーションズ、ピクスー、ヒナタデザイン、4Dセンサー、プログレス・テクノロジーズ、Mintomo、Momo、Life is Style、リコノミカル、リトルソフトウェア、リンクジャパン
※プログラム内容は予定です。都合により変更となる場合があります。

■■参加登録はコチラから!(予約ページに遷移します)■■

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事