週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

震災から7年、福島のイマの魅力をお土産で伝えるプロジェクト

東日本大震災被害地の復興支援のため
新たなお土産を開発するプロジェクト

 東日本大震災で被害を受けた地域の復興と支援を行なっている「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」は、福島県を象徴する新しい土産品を開発した。これらの発売日に合わせた2月14日、福島県駅前の商業施設・エスパル福島にて記者会見が開催された。

エスパル福島にて、福島県の魅力が詰まった新しいお土産の開発発表会が開催された

 「福の小みやげプロジェクト」と名付けられたこの企画は、福島に訪れた人が思わず欲しくなるような、小さいけれど魅力的な土産物の開発を目的に立ち上げられた。

 記者会見に登壇したプロジェクトリーダーを務める本田 勝之助氏は、「いまの元気な福島県を全国に伝えたい。お土産が小さければ荷物になりません。ひとりでも多くのお客さんに福島の魅力を届けられるのではないかと考えて開発しました」と語った。本田氏の言うとおり、会見中に発表されたお土産は、どれもパッケージが小さくて、価格が手ごろな商品が多い。デザインもオシャレでかわいい。よく考えられて開発されたのがわかる。

紹介された「小みやげ」は福島の名産を使って作られた新しい土産物

 これらの商品は相双地方で避難を余儀なくされた10の事業者が生産しているのだが、それぞれの事業者が得意としている技術や材料・素材などが使われているのが特徴。中には震災以前から生産していたものを現代ふうにアレンジし、より魅力的な土産物にリニューアルした商品もある。

 例えば「スモークいわな」は、川魚「イワナ」の新しい食べ方を提案する土産物。徹底した水質管理で育てたイワナを、手作業で燻製にした商品だ。パッケージデザインを担当したプロデューサーの佐藤 哲也氏は、「当初は紙袋のパッケージも考えましたが、今回はインパクトを出すために、あえて透明にしました」と語る。佐藤氏の言葉のとおり、商品棚に並んでいる「スモークいわな」は異彩を放っていた。

プロデューサーの佐藤 哲也氏(中央)は、「サイズは小さい小みやげですが、大きく育ってほしい」と豊富を語る

真空パックの状態で販売される「スモークいわな」。魚がドーンとそのまま入っているため、売り場でひときわ目立つ

 なお、これらの「福の小みやげ」は、福島県のおみやげショップなどで発売中。すべての商品は以下のサイトにて入手可能だ。

福の小みやげプロジェクト公式サイト
http://fukunokomiyage.jp/

手作業で生産しているものが多いため、売り切れの可能性も高い

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう