2018年03月08日11時00分

階段からPC落としてみた! 優れた耐衝撃性でギミック満載な6万円台の2in1がヤバイ

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 機能面は充実している「MousePro P116A」だが、性能面はどうだろうか。CPUはCeleron N3450、メモリーは4GB、ストレージは64GBのeMMCとなるため、いわゆる低価格PCとほぼ同じスペックとなっているため、プログラミングやゲーム、写真・動画編集などでバリバリ使いたい、といった要望に応えるのは難しい。こういった用途では、CPUにCore i3以上を搭載するような高性能なPCが必要だ。

 とはいえ何もできないわけではない。ブラウザーやメールソフトの利用、オフィスソフトを使った書類作成などは十分実用的な速度で動いてくれる。また、動画サイトの再生も問題なく、試しにフルHD@60pの動画を再生してみたが、フレームが落ちることなく滑らかに再生できた。用途を間違えなければ、活躍してくれるシーンは数多くあるわけだ。

 用途のひとつとして気になるのが、ペンを使った時の動作。どのくらい使い物になるのかを試すため、手書きソフトの定番「OneNote」を使ってちょっとしたメモ書きに使ってみたところ、わずかな遅れはあるものの、違和感なく文字を書くことができた。普段文字を書くときにはそれほど速くペンを動かすことはないだけに、許容範囲といえるだろう。ただし、ペンを少し傾けるとペン先とのズレが大きくなる。図やイラストなどを描く場合にはこのズレが気になってくるので注意したい。

MousePro
ペンの傾きによる補正はないようで、垂直に立てるとズレないが、傾けるとズレてくる。といっても、文字を書くくらいなら多少のズレは気にならない。たとえば、「Microsoft Edge」で地図を表示し、行く場所に目印を付けるなどの簡単な用途なら、すばやく行なえた

 小さく文字を書いている間は書き味もとくに問題なかったのだが、ペンに少し角度をつけると、線を引く方向によっては多少ペン先が引っかかることがあった。このあたりは滑りのいい液晶保護シートと組み合わせれば解決できそうだが、それまでは、図などで長い線を引く場合に気になりそうだ。とはいえ、基本的にペンを使うのに性能面や機能面で問題はなく、手早くメモ書きするといった用途には十分応えてくれるだろう。

 操作性の面で気になるといえば、キーボードも忘れてはならないポイントだ。キーは縦方向に少し詰まった横長となっているが、キーピッチは約16.9mmとコンパクトな本体とは思えないほどの大きさ。このおかげで、デスクトップPCの操作に慣れた人でも、それほど違和感なくタッチタイプが可能だ。ただし、ストロークは約1.5㎜と浅め。キーを強く押す人だと、少し底打ち感が気になりそうだ。

MousePro
キーピッチは約16.9mmとタッチタイプに十分なもの。縦方向は短くなっているが、意外と違和感なく打鍵できる

 キーサイズはほぼ一定で、妙に小さくて押しづらいキーがないのはうれしいところ。また、しっかりとファンクションキーも装備しているので、日本語入力などでファンクションキーを多用する人にとってはありがたい配列となっている。

MousePro
キーボードのレイアウトは、一般的なノートと似たものを採用。妙に小さなキーがなく、打ちやすいレイアウトとなっている

 なお、液晶を回転してタブレットへと変形させた場合でも、自動ではキー入力はオフにならず、裏面にあるキーが押せてしまう。タブレットモードへと変更すればキー入力がオフとなるので、変形時にはタブレットモードを活用するといいだろう。なお、机の上に置いて使うのであればキーに触れることがないため、気にする必要はない。

 液晶の視野角が広く、上下左右、どの角度から見ても色変化が少ないというのもうれしいポイントだ。とくにタブレットとして使う場合は縦画面にすることもあるだけに、見る角度によって色変化が大きいと目が痛くなってしまう。こういった心配なく、自由なスタイルで使えるというのはありがたい。

MousePro
液晶はどの角度から見ても色変化が小さく、縦でも横でもキレイに見えるのがうれしい。複数人に画面を見せるときでも安心だ

 少し残念な点があるとすれば、インターフェースが限られてしまっていることがあるだろう。電源を兼ねたUSB3.0 Type-CとUSB 3.0、そしてSDカードリーダーくらいしかなく、周辺機器を接続する拡張性の面では不安が残る。とはいえ、このサイズの2in1ノートにこれ以上を求めるのは酷というものだ。11ac対応の無線LANもBluetoothも内蔵しているので、これらの無線機能をうまく使いながらやりくりするといいだろう。

MousePro
インターフェースは左から、USB3.0 Type-C、SDカードスロット、USB 3.0、ヘッドホン/マイクのみ。USBポートの少なさが気になる

 ちなみにディスプレイ出力はないように見えるが、実はUSB3.0 Type-CポートがDisplayPort出力として利用できる。別途ケーブルは必要となるが、プレロジェクターとの接続などで外部出力が必要なときは、ここから接続できる。

用途次第では唯一無二の機能を備えた魅力的な製品

 法人向けモデルとなるため仕事用だと考えがちだが、雑に扱っても壊れにくいという安心感から、子供の教育用としてもよさそうだ。とくに教育用ソフトは、漢字の書き取り練習、お絵かきなどペンとの相性がいいだけに、かなり有望といえるだろう。小さなころからPCに親しんでいれば、大きくなってから戸惑うことなく使うことができるというのもメリットだ。

 性能だけに注目してしまえばよくある低価格ノートPCなのだが、シーンによってスタイルを変形できる2in1の魅力、幅広い用途に使えるペン、回転するカメラ、指紋センサー、そして何よりタフに使える耐衝撃性能の高さによって、唯一無二ともいえる存在になっている。ペンが使えるタフなツールとして2in1ノートPCが欲しいというのであれば、選んで損しない1台といえるだろう。

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