2017年12月30日12時00分

4K/8K放送開始で激動!? AV機器の2017年まとめ&2018年予想

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4K/8K放送がはじまる2018年を占う

AVまとめ
すでに試験放送が開始されている8K放送

 さて、最後は来年2018年の予想だ。2018年と言えば、2月に平昌で行われる冬季五輪、夏のサッカーW杯とスポーツイベントも多い。こういう年は薄型テレビの売り上げも伸びるので、各社とも力の入ったモデルが登場する。

 と、言いたいところだが、2018年はなかなか予想が難しい。というのも12月に4K/8K放送がスタートし、薄型テレビはそれらへの対応を進める必要もあるからだ。

 気になるのは、4K/8K放送を受信するためのチューナーを内蔵するかがどうか。チューナー非内蔵ならば機能としては現行の4Kテレビと同様、来春の新モデルはこの方向になると思われる。

 現行モデルを含むチューナー非内蔵の4Kテレビは、2018年に発売される4K/8Kテレビ用チューナーを別途組み合わせて視聴することになる。

 少なくとも12月までには、4K/8Kチューナー内蔵モデルも登場するだろう。4K/8K放送をがっつりと見るならばチューナー内蔵モデルの方が使い勝手はいいので、テレビの買い換えはこうしたモデルが発売されるまで待つ方がいい。

テレビに8Kチューナーが内蔵されるかは微妙

 まずは8Kテレビだ。すでに紹介したようにシャープから8Kテレビが発売されている。そのLC-70X500は、4K/8Kチューナーは非内蔵なので、今後登場する単体チューナーを接続して視聴が可能になる。

 LC-70X500は製品の開発タイミングの都合上、HDMI入力が8K映像に非対応のため、4本のHDMIケーブルで接続する必要がある。

 だが、今後登場する8Kテレビでは8K映像の伝送にも対応したHDMI 2.1端子を備えるので、今まで通りHDMIケーブル1本で接続できるようになる。このため、シャープとしてもチューナー内蔵型の8Kテレビを来年発売することはほぼ間違いないだろうし、他社からも8Kテレビが登場する可能性はある。

 4Kテレビも4K/8K放送への対応をするはず。対応は2通りが考えられる。4Kテレビなのだから、視聴できるのは4K/8K放送のうちの4Kの番組あるいはチャンネルのみという対応。

 もうひとつは、4K、8Kのすべての番組あるいはチャンネルを視聴できるフルスペックチューナーを内蔵するという対応だ。ただし、8K放送は4Kにダウンコンバートして再生となるので、8K解像度のありがたみは少ない。

 これがなかなか悩ましい問題だ。どうせならばフルスペックチューナー内蔵がいいが、4K/8K放送のうち、8K放送を行なうチャンネルは現在のところNHKの1局のみ。

 8K放送をそのまま見られない4Kテレビでフルスペック対応をする意味があるのか? という問題だ。

 4K放送はすでにスカパー! 4Kなどでも実績があるのでチューナーの価格も比較的安価だ。しかし、8K放送は初めてのものなので8K対応となると価格が跳ね上がる。ますます、4Kテレビにフルスペック対応するメリットは薄い。

 このあたりはテレビメーカーも対応を検討しているようだが、基本的には8Kテレビは当然ながら4Kも8Kも対応のフルスペックチューナー内蔵、4Kテレビは4Kのみのチューナー内蔵として価格を抑えるのではないかと思われる。

 もちろん、プレミアム4Kテレビとして、フルスペックチューナー内蔵モデルを発売するメーカーもあるだろう。これはメーカーの考え方次第なので、来年の各社の新モデルに注目したい。

 気になる発売時期だが、基本的には放送開始に合わせて、秋から冬となると思われる。ただし、春もサッカーW杯の需要に向けた新モデルが登場する可能性は高い。最近はメーカーによって春、あるいは秋~冬に大きなラインナップの更新が行なわれることが多かったが、2018年は春と秋~冬、2回の新製品投入が行なわれるかもしれない。

放送番組の録画はできそう

 4K/8K放送について、気になる点がもう1つある。それは放送の録画だ。一時は4K/8K放送の録画は全面的に禁止という話もあったが、現代のテレビ視聴スタイルで録画禁止なんて誰も放送を見ないことに等しい。

 基本的には番組ごとに放送局側が録画禁止にするかどうかを選べるようになると思われる。つまり、映画のようなコンテンツは録画禁止だが、その他の番組は録画可能というようなスタイルになると考えていい。

 こうなると、4K/8K放送に対応したチューナー、対応した4Kまたは8Kテレビは外付けHDDなどへの録画機能を持つだろう。

 とすると、BDレコーダーはどうなるか? ちょうど原稿を書いていた12月20日にBDに4K/8K放送を録画するための仕様が発表された。1層25GB、2層50GBの録画用BD、3層100GB、4層128GBの録画用BDXLディスクで、4K/8K放送の録画が可能になる。この仕様を満たし、なおかつ4K/8K放送チューナーを内蔵したBDレコーダーで、今までの放送と同じように4K/8K放送をHDDやBD(BDXL)に録画できるようになる。

 現状のBDレコは、UHDブルーレイの再生対応や4Kアップコンバート機能など、4Kテレビへの対応が進んでいたが、肝心の録画については進化がなく、相対的に魅力薄となっていた。

 2018年のBDレコの新モデルは、4K/8K放送対応機が出ることを期待してよさそうだ。発売時期は放送用チューナーの内蔵などもあるので、放送開始時期(12月)に合わせて秋から冬になる予想する。また、4K/8K放送チューナー内蔵のBDレコがあれば、単体のチューナーを別途入手する必要もないので便利だろう。

 というわけで、2018年以降は薄型テレビ、BDレコーダーに大きな変化の波が訪れる。4K/8K放送を見るかどうかで、薄型テレビ選びも変わってくる。

 これからのテレビの買い換えはそのあたりを検討する必要がありそうだ。新しい放送がスタートする前夜は、規格の整備などを含めて不明なことも多いが、きっとさらに臨場感の豊かな映像を楽しめるようになるはず。

 今後の動向をじっくりと見極め、素敵なオーディオ&ビジュアルライフを過ごしたい。

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