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円安および輸出による製造業が堅調、IT導入を牽引

国内IT市場、2017年総額は前年比3.9%増の見込み

2017年11月28日 16時30分更新

国内IT市場 産業分野別 支出額予測、2016年~2021年

 IDC Japanは11月28日、国内産業分野別/企業規模別のIT支出額予測を発表した。

 2017年の国内IT市場は、今回から調査対象となったビジネスサービス、IaaSのほかスマホが牽引。支出規模は16兆5775億円。前年比成長率3.9%プラス成長と予測される。地方自治体を除いた各産業分野でプラス成長が予測されるが、とくに組立製造、プロセス製造、情報サービス、建設/土木において比較的高い成長率が見込まれる。

 製造業では、円安および米国経済の好調により輸出が堅調で、生産管理など積極的なIT支出が行なわれ、インフラにおいても電力・ガス小売自由化によるスマートメーター需要が見られるという。ただし、国内経済全体で市場は活性化しているとしながらも、サーバーやストレージ、ITサービスといった分野では金融機関などでの大型案件の完了に伴う反動などの影響もあり、低い成長率に留まるとみている。

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