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電子ペーパーの「弱点」に挑戦していた

ソニーの電子ペーパー搭載学習リモコンにブラックモデルが登場

2017年11月15日 13時00分更新

 ソニーは、テレビやエアコンなどのコントローラーをひとつにまとめられる「HUIS REMOTE CONTROLLER(HUIS-100RC)」(以下、HUIS)にブラックモデルが登場。本日より同社のECサイト「First Flight」で発売開始で、価格は従来機と同じく2万7950円です。

値段と機能はそのまま、外観がマットな黒に

ブラックモデルの正面

 HUISは電子ペーパーを搭載した学習リモコン。テレビやライト、エアコンといった家電のリモコン機能を内蔵でき、リモコンの盤面自体もレイアウトを自分で決めたり、「リモコン自動作成機能」を使って登録済みのリモコンから適切なレイアウトを自動生成することもできます。

 今回のブラックモデルは外側がしっとりとしたマットな質感になっており、さまざまな家具との調和も考えられています。

ブラックモデルの背面

ブラックモデルの底面

 また、従来では背景が白で各種ボタンが黒になっており、オプションで背景と文字の色を反転させることができました。しかし、今回のブラックモデルでは、標準で黒背景の設定になっています。

電子ペーパー端末の鬼門「黒背景」は対策済み

 機能などは従来機と同じですが、同社によれば今回のブラックモデルで黒背景を標準とするために、独自のチューニングがソフトウェアおよびハードウェアにほどこされていると言います。

 というのも、従来機の黒背景モードでは電子ペーパーの特性上、どうしても「残像」が残りやすくなっており、その残像を消すために数回リロードをする必要がありました。ただし、リロードで残像は解消されるものの、画面を遷移するたびに「カチッ、カチッ」と画面が点滅してしまい、日常使いで気になる点ではありました。

 そこで、今回はシステム的に下層にある電子ペーパーの制御領域や、書き換えのアルゴリズムを調整。残像が少なくなるようになっています。

写真左が独自チューニングが施された機体で、右が従来機。右側の背景にある前画面の文字が、左側にはないのがわかる

 現時点では、First Flight以外での販売やAndroid TV内蔵テレビやPlayStation 4などを操作するための「HUIS BLUETOOTH CRADLE」(別売7430円)の黒バージョンはありません。

 しかし、テレビなどはやはり黒物家電とも言われるとおり、「リモコン=黒」と認識している人も多いはず。HUISの購入を検討している方は、ぜひこちらのブラックモデルもチェックしてみてください。

従来のホワイトモデルと、新登場のブラックモデルは併売となる

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