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誰も言わないから僕が言うiPhone Xの挑戦──山田祥平氏寄稿

2017年11月06日 18時00分更新

ついに発売になったiPhone X

 日本人にとってはもはや国民機といってもいいほどの位置づけになってしまったiPhone。だが、「iPhone X」はこれまでの正統派iPhoneの流れからあえて逸脱することを選んだ亜種だ。だから賛否両論を誘うし、それでいい。新しい当たり前を導き出すためのプラットフォームだ。

ついに3派にわかれたiPhone

 iPhone Xが、これからのiPhoneの原型となるのか、それとも単なる突然変異として消え去ることになるのか。iPhoneが二派に分裂したのはPlusが登場した2014年の「iPhone 6」からだが、今回はこれで三派に分裂したことになる。

 ちなみに、ぼくはPlusを選ばなかったし、いまも興味はない。正確には、「iPhone 6 Plus」を一度買ってはみたもののすぐに手放した。あまりにも大きく重かったからだ。

左からiPhone 8 Plus、X、8

 iPhone Xのスクリーンは18対9で、これまでのiPhoneの16対9よりも縦に細長い。いわばトレンドを踏襲したかたちとなっている。

 わずかに幅が広くなったものの、本体のグリップ感は従来のiPhoneに近く縦に長く表示エリアを稼いでいる。縦長になったぶんだけ表示できる情報の「量」が増えたわけだ。手元のスマートフォンの中では「Galaxy S8」がもっとも近いサイズ感だ。

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