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ID野球ならぬAI野球

日本シリーズ AIと配球予測バトル

2017年10月27日 20時00分更新

 NHKは、10月29日午後6時15分からNHK BS1で放送される「プロ野球・日本シリーズ ソフトバンク対DeNA」において、視聴者がAI「ZUNO」(ズノさん)と配球予測対決ができる企画を実施する。

 NHKと電通がプロ野球解説用に共同開発した「デジタルスポーツ解説者」のZUNOは、2004年からのプロ野球公式投球データ300万球を超えるデータを学習しているという。配球や勝敗、順位などを予測したり、データマイニングを応用することで、これまで人間の解説者では見つけられなかった選手の傾向や試合状況に応じた投球の解析などが可能だという。

 29日の試合中、NHKのホームページ上では、中継映像にあわせて1打席ごと、1球ごとに投手がどの球種を、どのコースに投げるかをZUNOが予測し、ホームページにリアルタイムで表示。視聴者も専用のウェブページで自分の投球予測を投票し、どちらの正答率が高いかを競って楽しめる。

AIと視聴者、どちらの配球予測が上だろうか

 ちなみにZUNOは2017年3月にパシフィック・リーグとセントラル・リーグの順位予測をしていたが、実際の結果とは大きく異なってしまった。

パシフィック・リーグ順位予測。実際は1位から、福岡ソフトバンクホークス、埼玉西武ライオンズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、オリックス・バファローズ、北海道日本ハムファイターズ、千葉ロッテマリーンズ

セントラル・リーグ順位予測。実際は1位から、広島東洋カープ、阪神タイガース、横浜DeNAベイスターズ、読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズ、東京ヤクルトスワローズ

 今回の配球予想で汚名返上となるか、注目される。ちなみに過去10試合における正答率は、球種で最高60.55%、コースで最高21.16%とのこと。

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