週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

キーボードが赤く輝く! GeForce 1050 Ti搭載のMSI製ゲーミングノートPC「GV62」

2017年10月26日 17時00分更新

文● 竹内 亮介 編集●北村/ASCII編集部
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 最近はGPUを搭載し、PCゲームへの適性を高めた「ゲーミングノートPC」が増えている。MSIが9月15日に発売した「GV62 7RE(1855JP)」(以下GV62)も、その1つだ。

MSIのゲーミングノートPC「GV62 7RE(1855JP)」

 CPUは4コア8スレッド対応のCore i7でメモリーは16GB、GPUにはNVIDIAの「GeForce GTX 1050 Ti」を搭載し、ノートPCながらデスクトップPCに勝るとも劣らない性能を発揮する。そして高性能なCPUやGPUをしっかりと冷却できる冷却システムを搭載し、ゲーミングPCらしい先進的なデザインを備えることにも注目したい。

CPUとGPUを安定動作させるための
高性能な冷却システム

 GV62は、15.6型でフルHD解像度対応の液晶ディスプレーを搭載するノートPCだ。CPUは4コア8スレッドに対応する「Core i7-7700HQ」で、定格の動作周波数は2.8GHz。Turbo Boost時は3.8GHzまでアップする。

 外部GPUとしてGeForce GTX 1050 Tiと4GBのGDDR5メモリーを搭載し、システムストレージは128GBのSSD、データストレージは1TBの2.5インチHDDという構成だ。発売はヨドバシカメラ限定で、実売価格は16万5000円前後だ。

天板はMSIのロゴとエンブレムがデザインのワンポイントとなっている

右側面にはUSBポートとSDHC/XC/UHS-I対応SDカードスロットを備える

左側面にはUSB 3.0のType-Cコネクターやクアルコム・アセロス 製のギガビットLANなどを用意

 このように高性能なPCながら、幅383mmで奥行き260mm、厚みは22~29mmと、16型前後のノートPCとしては一般的なサイズ感に収まっている。キーボードはゲーミングデバイスで有名な「SteelSeries」製の本格派で、テンキーも装備するタイプだ。キータッチはやや軽めで、指を軽く乗せていくだけでタンタンと軽快にタイプできる。

テンキー付きのキーボードを搭載、パームレストも広く快適にタイプできる

赤いバックライトが仕込まれており、暗い場所でもタイプしやすい

 ただし一番上に並んでいる各種機能キーについては、黒いキートップに赤文字という色のチョイス、そしてそもそもフォントが小さいと言うこともあり、どこに何があるのかが少々わかりにくい印象だ。このほかのメインキーやテンキーについては、視認性に問題を感じることはなかった。

 キーボードの下には⾚いバックライトが仕込まれており、天板やキーボード⾯にはヘアラインデザインが施されている。底面はプラスチック製だが、塗装でうまく金属の質感を演出しており、全体的に近未来的な印象を受ける。いわゆるビジネス向けのモバイルノートPCとは一線を画した、ゲーミングPCらしいデザインと言える。

キーボードは、ゲーミングブランドSteelSeries製のものを採用している

グレーのカラーリングは、MSIのゲーミングノートとしては初。ヘアライン加工仕上げが施され、高級感がある

 高性能なパーツを安定して動作させるには、高性能な冷却システムも欠かせない。とくにゲーミングPCでは、CPUに匹敵する発熱源となる外付けGPUを搭載しており、冷却の重要性は大きい。

 そこで本機では、2個のファンと6本ものヒートパイクを組み合わせた大がかりな冷却システム「Cooler Boost 4」を搭載しており、高性能なCPUやGPUをしっかりと冷却できる。多くの外気を取り込むため、底面の広い範囲をメッシュ構造にしており、このメッシュ越しに、Cooler Boost 4のヒートパイプやファンが見える。

2基のファンと6本のヒートパイプによって構成されたMSI独自の冷却システム「Cooler Boost 4」。CPUには2本の専用ヒートパイプを割り当て、GPUには4本のヒートパイプと2基のファンで効率的に冷却できるよう設計されている

底面はCooler Boost 4の周りが広くメッシュ構造になっている

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう