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iPhone Xに搭載される「Super Retina ディスプレイ」とは?

2017年10月04日 12時00分更新

 「iPhone X」の予約開始が迫ってきました。

 iPhone Xにはいくつかの特徴がありますが、その中でも注目すべきは5.8型の「Super Retina ディスプレイ」を搭載することでしょう。

 これまでのiPhoneに搭載されていたディスプレーと何が異なるのでしょうか。簡単に確認してみましょう。

 これまでのiPhoneが液晶パネルを採用していたのに対し、このSuper Retina ディスプレイとは、「OLED(有機EL)」というパネルを搭載しています。

 液晶は発光する仕組みを持たないため、パネルとは別にバックライトを搭載する必要があります。有機ELは、液晶とは構造が異なり、パネルに有機化合物を挟み込み、電圧を加えると発光する仕組みを持っています。バックライトのユニットを内蔵する必要がないという大きな利点を持ち、かつ、液晶と比べて視野角や輝度、コントラスト比においても優れているとされています。

 有機ELディスプレーは、よく、「黒」の表現力に秀でているとも言われます。これは、液晶パネルで黒を表示する場合、黒を後ろからLEDで照らす形になるため、どこか白っぽいような色合いになるのに対し、有機ELでは黒を表示する素子を発光させないことで、深く沈んだ黒を表現できることに理由があります。

 すでに有機ELディスプレーを搭載しているスマートフォンやテレビも市販されていますが、iPhoneに搭載されるのははじめてのこと。iPhoneに搭載される有機ELディスプレーは458ppiという、アップル製品の中でもトップクラスの画素密度を誇る、高品質なもの。ハンズオンレポートでも使用感を紹介しています。レポートによれば、自然な色合いが特徴とのこと。

 iPhone Xの予約開始は10月27日。待ち遠しいですね。

2017年10月4日:掲載時、タイトルおよび本文に誤字がありましたので、修正いたしました。

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