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シータ、資本業務提携でVR映像制作・配信の連携強化

2017年09月28日 17時00分更新

 シータは、グリー、グロースエクスパートナーズ、グランドデザインの3社を引受先とする第三者割当増資を実施した。

 同社は、高精細な実写VR映像の企画、撮影、編集に特化した専門会社。高感度カメラによる安定的なステレオ撮影のための独自専用機材と自社考案の編集ワークフローを有し、VFXなどを駆使した高品質な実写VR映像コンテンツの制作、配信をしている。

 今回の資本業務提携は、「広く国内外のユーザー」を見据えた上で、「エンターテイメントだけでなく、教育、医療、不動産、広告といった様々な分野」における実写VR映像の可能性を模索し、本格的なビジネスとして展開するべく各3社間と次のような取り組みをすることで合意したという。

 各社との今後の取組内容は以下のとおり。

■グリー

【実写VR映像の企画・制作・配信およびVRライブ配信技術に関する共同研究】

 グリーは、VR映像コンテンツの制作と配信に関するシステム開発サービスを展開し、これまで様々なクライアントに提供している。高精細なVRコンテンツを安定的に配信する仕組みは必要不可欠であり、今後は多方面のクライアント向けに、実写VR映像の企画・制作・配信を連携していく。

 また、今後、市場の拡大が期待されるVRライブ配信領域においても、グリーのシステム開発力、シータの撮影技術を組み合わせた共同研究を推進し、VRコンテンツ配信に関し一貫したサービスの提供を目指す。

■グロースエクスパートナーズ

【教育、医療分野における実写VR映像の企画・制作】

 グロースエクスパートナーズは、システムコンサルティングを主軸とし、様々な分野のクライアントに対し、システム開発、マーケティング、運用保守などのサービス展開をしている。

 今回の取り組みでは、主に教育、医療分野における実写VR映像の活用方法を模索し、両社のクライアントに共同展開していくための連携を強化する。

■グランドデザイン

【国内外(主に中国市場)のクライアント向け実写VR映像の企画・制作・配信】

 グランドデザインは、東京、上海、香港に拠点を有するクリエイティブカンパニー。国内外のナショナルクライアントに対し、リアル・デジタル両面のプロモーション施策やブランディング支援の展開をしている。

 今回の取り組みでは、国内だけにとどまらず、VR市場が大きく形成されている中国市場も視野に入れながら、VRを活用したプロモーション企画、ブランディング支援を共同展開していくための連携を強化する。

 なおシータでは、今回の資本業務提携を契機として、今後は国内外のユーザーに対し、多方面・多ジャンルの「革新的な実写VRコンテンツ」を制作・配信していくとのこと。

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