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リアル「スプラトゥーン」で出演者・観客が濡れまくり! 「ニコニコ町会議 in 広島熊野」ほぼ完全レポ

2017年09月02日 18時00分更新

 「ニコニコ町会議 全国ツアー」といえば、動画コミュニティーサービス「niconico」の地方イベント。2017年に回る青森/福岡/広島/新潟/北海道/愛知/大阪という7ヵ所のうち、8月27日に開催した3会場目となる広島県熊野町のレポートをお届けしよう。

スタジオジブリ・鈴木氏の豪華トークショーも!

 広島県熊野町は、広島市の東に位置する人口2万4000人ほどの町だ。毛筆や画筆、化粧に使われる高級筆のブランド「熊野筆」で知られており、2011年にはなでしこジャパンへの国民栄誉賞の記念品としてこの筆が送られた。

 今回の町会議は、その熊野町にある「筆の里工房」の駐車場にて、地元のお祭りである「筆の里工房夏祭り」と併催。さらに筆の里工房にて11月5日まで実施している、スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫氏の個展「スタジオジブリ鈴木敏夫 言葉の魔法展」のオープニングテープカット&トークショーも行なわれるなど、盛りだくさんな内容で人が絶えなかった。最終的には1万人というリアル来場者、12万6千人の合計ネット視聴者を集めて、大いに盛り上がった1日だった。

森に囲まれた駐車場に、突如、町会議のメインステージとブースが出現。周囲には小川が流れ、トンボが飛ぶなど、自然あふれる素敵な環境だった

筆の里工房では、鈴木氏が関わるスタジオジブリ作品の名ゼリフを書き下ろした書などを展示する「魔法の言葉展」を開催。合わせて町会議入口付近には、「まっくろくろすけ」の横断幕が飾られた

町会議の前になる10時30分からは、「鈴木敏夫と『言葉の魔法』にかけられた弟子たちとのトークショー」と題したイベントを開催

鈴木氏はもちろん、MCはデスパ代表取締役社長で、「崖の上のポニョ」の主題歌でも知られる藤巻直哉氏

さらに弟子の2人として、クラフター取締役プロデューサーの石井朋彦氏、ドワンゴ代表取締役会長の川上量生氏が出演。東京でもなかなか見られない豪華メンバーのトークショーだ

「その人の得意技を見抜け」「人生設計は夢や希望ではなく、すべて算数である」「人間本音なんか出したらロクでもないものに決まってる」など、鈴木さんに言われた印象的な言葉がエピソードとともに語られた

熊野町では、9月23日の春分の日に「筆まつり」を開催。さらに2018年には熊野町が村政から町政に移行して100周年という節目を迎えることを、ゆるキャラの「ふでりん」とともにアピールしていた

オープニングでも出演者の百花 繚乱さん、ドグマ風見さん、みるきぃぬさんの3人が筆をアピール

 オープニングには、熊野町の三村裕史町長も登壇。「本当にたくさんの方にいらしていただいて、心からお礼を申し上げたいと思います。昨年はオバマ大統領が広島に見えられたときに、ミッシェル夫人と娘さん2人に筆を差し上げて、大統領直筆の令状が届いています。今、『魔法の言葉展』を開催している同じ会場で見られますので、ぜひお時間のある方は見ていただきたいと思います」とアピールしていた。

三村町長、ジブリの鈴木氏も含めて、恒例のテープカットで町会議スタートです!

ちなみに今年の町会議からは、2人1組で「町」をかたどる町会議ポーズができました。次回以降に参加する方は覚えておきましょう

ホットな体を水鉄砲で冷やそう!

 さて、この日の町会議で目立ったのは暑さだった。気象庁によれば、27日の広島市の気温は平均が27.1度、最高32.3度。数字だけ見ると「あれっ、意外と暑くない?」と思いきや、強い日差しに温められたアスファルトの照り返しで、会場の体感気温はさらに高かった。筆者も会場を駆け回って撮影していて、かなりバテバテになってしまったほどだ。

 そんな過酷な環境に一服の清涼剤が! オープニングアクトのDJタイム「ボカニコ」では、出演者が水鉄砲を参加者に向けて発射して、少しでも暑さを冷まそうとしていたのだ。音楽に合わせて体を動かす楽しさに、暑い体に水をかけられるという気持ち良さが加わって、さらなるカオスを生み出していた感じだ。

松下さん、まるこさん、みるきぃぬさん、百花 繚乱さんが巨大な水鉄砲を用意

そしてこの笑顔! 容赦なくぶっかけられる観客たち(筆者もかけられました)だが、暑さのせいかすぐに乾いてしまった

客席に乱入してまで打ちまくる繚乱さん。しかし体は冷えても、お客さんの熱狂は止まる所を知らない感じだ

その後、来場者も含めて2チームに分かれて相手チームのパネルに水鉄砲を発射して塗る「チーム対抗!水鉄砲ガチバトル」も開催。濡れるのを厭わず女子も多く参加して、非常に盛り上がっていました

そんな盛り上がりが1日中、さまざまなブースで起こっていた町会議

あっという間にエンディングの時間に。筆の里工房から近藤氏が登壇して「今日お越しの皆様、運営スタッフのみなさま、ボランティアスタッフのみなさま、出演者のみなさま、筆の里工房の夏祭りを盛り上げていただきありがとうございました」と感謝の言葉を口にしていた

ラストは永遠のボカロアンセム「千本桜」で締め!

みなさんお疲れ様でした! 次回は9月2日の新潟県新潟市のわらアートまつり

*次ページは有名ユーザーのフォトレポートをお届け!

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