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auだけではなくドコモやソフトバンクのケータイにも対応

ケータイの中の過去の思い出が蘇る!「おもいでケータイ再起動」をKDDIが名古屋で実施

2017年08月25日 10時00分更新

 KDDIは8月18日~20日の間、直営店となるau NAGOYAにて、古い携帯電話を充電させてデータを復活させるイベント「おもいでケータイ再起動」を開催しました。

 イベントへの参加料は無料。ドコモ、ソフトバンクなど他キャリアの端末も参加OKとなっています。今回のイベントは、昨年にau SHINJUKUで実施された「おもいでケータイ タイムトラベル」を強化したもので、名古屋での開催を皮切りに、今後は全国のau直営店で開催するとのことです。

他キャリアでもOK!専用の機械「バッテリーテスター」で再起動

 携帯電話で使われるリチウムイオン電池を長期間放置していると、過放電となってしまい通常の充電器では充電できなくなります。また充電端子が破損することで、充電器を挿しても充電できない状態になることも。その結果、使い終えた昔の携帯電話をタンスで眠らせている方も多いのではないでしょうか。

 今回のおもいでケータイ再起動では、専用のバッテリーテスター機「LiBaC」を使用して、再起動を試みます。

 放電しきったバッテリーも、LiBaCなら充電することができます。また、電池パックを直接充電できるので、端子が壊れた携帯電話でも再起動させることが可能です。

 充電に対応するのは、auはもちろん、docomo・ソフトバンクのバッテリー取り外し可能なスマートフォンと、公式サイトに掲載されたリスト(※PDFファイル)にある携帯電話です。リストにない端末も充電に成功していたので、ものは試しで持ち込んでみることをオススメします。

 数分間LiBacで充電し、過放電状態を抜けたら通常の充電器に切り替え。 その後、数十分間置いておくと電源を入れてデータが取り出せる状態になります。

 充電完了後は、プリンターへ赤外線・SDカードなどを使い、データを送って印刷します。

 こちらの写真は2002年に発売されたドコモの携帯電話「P504iS」で撮影したデータを印刷したもの。11万画素のカメラですので画像がすごくボヤけています。

 携帯の再起動に成功し起動画面が出てくると、スタッフとお客さんが一体となって盛り上がります。画像はもちろんのこと、過去の送受信メールや電話帳データ、さらには待ち受け画面や起動音で使っていた当時を思い出し、感動する人も。

 イベントの初日では、複数台の携帯電話を持ち込む方が多く、再起動からのデータ復活に対する「想い」が伝わりました。

 また、今回のイベントでは「auケータイ図鑑」の展示も実施。歴代のau端末の中から、選ばれし60台の見本が展示されています。

 さらにはTU-KA含む大量のカタログも用意されており、時の流れを感じることができる、イベントとなっています。

全国行脚を開催予定!ほかの地方の方も乞うご期待

 「携帯で思い出を楽しむのに、キャリアは関係ない」と語るのは、auおせっかい部の部長として活動する木村奈津子さん。他キャリアのユーザー、携帯電話でも無料で参加できるため「えっ、本当にいいんですか?という反応も多いです」とのこと。

(右)KDDIコンシューマエクスペリエンス推進部長の木村奈津子さん (右)KDDI広報部 メディア開発G グループリーダーの西原由哲さん

 また、今回のイベントは昨年のau SHINJUKUでの「おもいでケータイ タイムトラベル」に多くの反響があったことで実現したと話すのは、広報部でオウンドメディア「TIME&SPACE」を担当する西原さん。「今回は社内調整をしっかり行ない、いろんな部署の人を巻き込みました。地方でもやってほしいとの声もあり、今回は第一弾として名古屋で開催しました。日程こそ未定ですが、他の直営店でもやります!」とのこと。

 「社員が手づくりでやっているイベントなので、今後もお客さまの声を吸い上げて進化させていきたいです。今回も事前ウェブ予約システムを導入して、スムーズにご案内できるようにしました。特典として、モバイル扇風機もプレゼントしました。そして、来店が難しい方のために、おせっかい部が個別にお伺いする企画も実地します」(木村部長)

 「こうして振り返る企画をやっていますが、決して懐古だけで終わらせたくはないんですよ。いまのIT技術を絡めて新しいものをつくっていくキッカケにしたい」(西原Gリーダー)といい、今後の広がりを感じさせる言葉も出て来ました。

 名古屋を皮切りに、今後は全国のau直営店で開催する予定の、おもいでケータイ再起動。他の地域のユーザーの方も、タンスから携帯電話をかき集め、スタンバイしておきましょう。

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