週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「ペヤング 超大盛やきそば ハーフ&ハーフW激辛」

ペヤングW激辛、右から食べるか? 左から食べるか?

2017年08月23日 18時00分更新

夏だから汗をかきたい

 今年は夏らしいことをしましたか。花火を観に行ったとか、海に行ったとか、キャンプしたとか。お盆休みも一段落した8月の今頃になって、「夏らしいことしてないなあ」とか言い合っているときが、なんだかんだで夏らしいのかなと思ったりして。

 年をとるにつれて、楽しいことのマイナス部分も気になってきます。花火大会は混んでいるし、海は行き帰りが大変だし、キャンプは疲れるし。なんてことを言っているうちに、結局、何もしなかった。あるあるですよね。

 最近ではナイトプールなんていうのもあるそうで、なかなか優雅だとは思いますが、いわゆる夏らしさがそこにあるかというと。どうなのでしょうね。まだ夏らしいことをしていないなあ、汗をかいて、刺激的な気分になりたいなあ。

 そこでまるか食品の「ペヤング 超大盛やきそば ハーフ&ハーフW激辛」です。254円。ペヤングシリーズの激辛やきそばと激辛カレーやきそばが、1つになったものです。内容量は232g、1097kcal。

 いささかややこしいのですけれども、「超大盛のハーフ」の2つ分です。すなわち通常のペヤングの内容量(117g)2つ分なので、0.5+0.5=1ではなく、1+1=2です。

パッケージも既存の2製品をそのまま1つにしたような感じ。「辛味が強いので~」の注意書きもご丁寧に2つあります

栄養成分表。圧倒的なエネルギーを感じます

必要なお湯の目安量は実に820ml。お湯切れに注意

右も辛い、左も辛い

 作り方は通常のペヤングと同じです。フタを開けてソース×2とかやくを取りだし、まずかやくを入れて、お湯を入れます。ただしお湯が820mlほど必要なので、ポットにしっかりお湯が入っていることを確認しておかないとお湯切れする可能性もあります。お気をつけて。

かやくが1つ、ソースが2つというシンプルさが泣かせる

作り方は普通のペヤングとまったく同じ

820mlの湯切りはさすがに時間がかかる

激辛カレーソースを入れる

激辛ソースを入れる

混ぜ方はお好みです

なんだかすごいことになっちゃったな

 湯切りが終わったら、半分に激辛ソースを、もう半分に激辛カレーソースをかければ完成です。さっそく食べてみましょう。

半分ずつ食べてみることにします

まずは激辛ソースから食べます

辛いです

 当たり前ですが、激辛ソースは辛いです。シンプルに辛い。「辛さの中に旨味が染み出して」云々……」みたいな複雑さがない。良いと取るか、悪いと取るか……。「ペヤングの普通のソースをめっちゃ辛くしましたーっ!」という単純さとでもいいましょうか。

顔がまだ引きつっています

激辛カレーソースを食べます

やっぱり辛いです

 激辛カレーソースも同様です。容赦なく辛い。「多種多様なスパイスの中にふっと立ち上る鮮烈な辛さが云々」みたいな繊細さとは無縁です。ちょっとカレーの香りがありますけれども、それ以上に辛味がすべてです。

 ハーフ&ハーフの混ぜて互いの味をミックスしても辛いです。微妙に香りが変わりますが、でもやっぱり辛い。文章を書いたり編集したりする仕事なのに「辛い」を連発していいのかと思う気持ちはありますがそれでも辛い。

 編集部のヤング・フレッシュ(26歳)、サンキュー鈴木にも食べてもらいました。ちなみに彼は「辛い食べ物は好き、でも激辛には弱い」タイプです。

編集部のヤング・フレッシュ(26歳)、サンキュー鈴木

「あっ! 辛いです、辛い! 辛いです!」

 サンキュー鈴木「味を変えてみてもやっぱり辛いという逃げ道のなさに涙しましたが、さすがペヤングらしい麺の旨みはハッキリ感じました。しかし見た目や香りから『私辛いですよ』とメッセージが発されていない点が恐ろしいです。普通の色なのに辛い」

 「丸腰で挑むのはオススメしません。せめて水が必要です。一言加えるなら、激辛カレーソースのカレー度は低めです。大辛のカレールーが遠くにいる感じでした。ところでさっきから汗がすごい」

辛いペヤングがたくさん食べたいならオススメ

 まるか食品は「激辛か……めっちゃ辛くしたろ!」「超大盛りか……量を2倍にしたろ!」のように、非常にシンプルな発想による製品展開を得意とするメーカーです。このハーフ&ハーフW激辛も、「2つの激辛をまとめたろ!」というアイディアでしょう。たぶん。

 結論を言うと右から食べても左から食べても「辛い」。とにかくペヤングを食べたいのー、しかも辛いやつがいいのー、量もたくさんだったらなお嬉しいのー、みたいな人にはぜひ。以上です。汗びっしょり、舌ヒリヒリ。まだまだ、夏ですね。


■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事